モデムとルーターの見た目の違い|ONU・一体型の見分け方

モデムとルーターの見た目の違い|ONU・一体型の見分け方
tsuda
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

自宅のネット機器を見て、「どれがモデムで、どれがルーターなの?」と迷ったことはありませんか?

黒い箱が2台あると、どちらが回線側の機器なのか、どちらがWi-Fiを飛ばしている機器なのか、見た目だけではわかりにくいですよね。さらに、ONU・VDSLモデム・ホームゲートウェイ・一体型機器など、似たような名前が出てくると余計に混乱しやすくなります。

モデムとルーターの見た目の違いは、形だけで判断するよりも、ケーブル・ランプ・ラベル表記・壁からの接続順を見たほうが確認しやすいです。

この記事では、写真がなくても自宅の機器を見ながら「これはモデム側?ルーター側?それとも一体型?」と判断しやすくなるポイントを、初心者向けにやさしく整理します。

まずはこの記事で見分け方を確認し、モデムとルーターの基本的な役割をもっと知りたい場合は詳しい解説記事へ、壁の差込口やマンションの配線方式まで確認したい場合は配線方式の記事へ進めるようにしていきましょう。

この記事でわかることとして、モデムとルーターの見た目の違い、ONU・VDSLモデム・一体型の見分け方、壁からの接続順で確認するポイントを示したイラスト
目次
  1. 1. 結論:モデムとルーターの見た目は「接続順」で見るとわかりやすい
  2. 2. モデム・ONU・VDSLモデム側に多い見た目の特徴
  3. 3. ルーター側に多い見た目の特徴
  4. 4. 1台しかない場合は一体型・ホームゲートウェイの可能性がある
  5. 5. 見た目だけで断定しない|迷ったときの確認チェックリスト
  6. 6. 次に読むならこれ|確認した結果に合わせて進もう
  7. まとめ:モデムとルーターの見た目は「接続順」と「表記」で見分けよう

1. 結論:モデムとルーターの見た目は「接続順」で見るとわかりやすい

モデムとルーターの見た目の違いは、形だけで判断するよりも「壁からの接続順」「ケーブル」「ランプ・表記」を見ると判断しやすくなります。

通信機器は、どれも黒や白の四角い箱に見えることが多く、パッと見ただけでは違いがわかりにくいです。
そのため、「大きいほうがルーター?」「ランプが多いほうがモデム?」のように、見た目だけで判断しようとすると迷いやすくなります。

まずは、機器の形ではなく、壁の差込口からどの順番でつながっているかを見てみましょう。
壁から最初につながっている機器はモデム・ONU・VDSLモデム側、その後ろにつながってWi-Fiを飛ばしている機器はルーター側の可能性があります。

1-1. 見た目だけで判断しにくい理由

モデムとルーターは、どちらもインターネットに関係する機器なので、見た目が似ていることがあります。
特に、黒い箱が2台並んでいる場合は、どちらが回線側の機器で、どちらがWi-Fiを飛ばす機器なのか迷いやすいです。

さらに、光回線ではONU、VDSL方式ではVDSLモデム、ひかり電話などを使う場合はホームゲートウェイという機器が出てくることもあります。
名前が増えるほど、「結局どれがモデムで、どれがルーターなの?」と混乱しやすくなります。

また、最近はモデム機能とルーター機能が1台にまとまった一体型機器もあります。
その場合、機器が1台しかなくても、モデム側の役割とルーター側の役割を両方持っていることがあります。

つまり、モデムとルーターは「見た目が違うからすぐわかる」とは限りません。形よりも、つながっている線・接続順・本体の表記を見ることが大切です。

1-2. まず見るべきは「壁からどの順番でつながっているか」

自宅の機器を見分けるときは、まず壁の差込口から順番にたどるのがおすすめです。
通信機器は、多くの場合「壁の差込口 → 回線側の機器 → ルーター側の機器 → スマホ・パソコン」という流れでつながっています。

たとえば、壁の電話線・光コンセント・同軸ケーブルから最初につながっている機器は、モデム・ONU・VDSLモデム側の可能性があります。
その機器からLANケーブルでつながり、Wi-Fiの名前やSSIDが書かれている機器があれば、それはルーター側の可能性が高いです。

イメージとしては、次のように考えるとわかりやすいです。

  • 壁の差込口
    外から来た回線の入口です。
  • モデム・ONU・VDSLモデム側
    外から来た信号を受ける、または変換する機器です。
  • ルーター側
    受け取った信号を、家の中のスマホ・パソコン・ゲーム機などに分ける機器です。

迷ったら、「壁に近い機器は回線側」「Wi-Fiを飛ばしている機器はルーター側」と考えると、見分けやすくなります。

ただし、一体型機器の場合は、この流れが1台の中にまとまっていることもあります。
そのため、1台しかないからといって「モデムがない」「ルーターがない」とすぐに判断しなくて大丈夫です。

図にすると、次のような流れで確認するとわかりやすいです。

壁の差込口からモデム・ONU・VDSLモデム、ルーター、スマホ・PCへつながる順番を示した図解

1-3. 先にざっくり確認|見分け方の早見表

ここまでの内容を、先に表で整理しておきます。
自宅の機器を見るときは、まずこの表の「確認する場所」を順番にチェックしてみてください。

確認する場所モデム・ONU側に多い特徴ルーター側に多い特徴
接続位置壁の差込口に近いモデム・ONUの後ろにつながる
ケーブル電話線・光ファイバー・同軸ケーブルLANケーブル
ランプ・表記ONU、VDSL、LINE、光回線などWi-Fi、SSID、2.4GHz、5GHzなど
役割外から来た信号を受ける家の中に分ける
よくある形1台目の機器Wi-Fiを飛ばす機器

この表はあくまで「見分けるための目安」です。
機種によっては、モデム・ONU側とルーター側の機能が1台にまとまっていることもあります。

見た目だけで断定せず、接続順・ケーブル・ランプ・ラベル表記をセットで確認するのが、いちばん失敗しにくい見分け方です。

2. モデム・ONU・VDSLモデム側に多い見た目の特徴

壁の差込口から最初につながっている機器は、モデム・ONU・VDSLモデムなど、回線側の機器である可能性が高いです。

モデム・ONU・VDSLモデムは、外から来たインターネット回線を家の中で使えるようにする入口側の機器です。
そのため、ルーターよりも壁の差込口に近い場所に置かれていることが多く、電話線・光ファイバー・同軸ケーブルなどがつながっている場合があります。

ただし、機器によってはルーター機能も一緒に持っていることがあります。
ここでは、まず「回線側の機器かもしれない」と判断しやすい見た目のポイントを確認していきましょう。

2-1. 電話線・光コンセント・同軸ケーブルにつながっている

最初に見たいのは、機器につながっているケーブルの種類です。
壁から出ている線や、壁の差込口から最初につながっている機器を見ると、モデム・ONU・VDSLモデム側かどうかを判断しやすくなります。

たとえば、電話線のような細いケーブルにつながっている場合は、VDSLモデムの可能性があります。
光コンセントから細い光ファイバーにつながっている場合は、ONUの可能性があります。
テレビ端子のような同軸ケーブルにつながっている場合は、CATVモデムの可能性があります。

つながっているケーブル可能性がある機器見るポイント
電話線VDSLモデム壁のTEL端子・モジュラージャックにつながっているか
光ファイバーONU光コンセントや光ケーブルにつながっているか
同軸ケーブルCATVモデムテレビ端子のような丸い端子につながっているか
LANケーブルルーター側の機器の可能性もある壁ではなく、別の機器からつながっていないか

迷ったら、「壁から最初につながっている線が何か」を見るのが近道です。電話線・光ファイバー・同軸ケーブルなら、回線側の機器である可能性があります。

なお、マンションの場合は、壁の差込口や配線方式によって使われる機器が変わることがあります。
電話線につながっているからといってすぐに断定せず、次のラベルや表記もあわせて確認しましょう。

2-2. 「ONU」「VDSL」「LINE」「光回線」などの表記がある

次に、本体のラベルやランプ名を見てみましょう。
モデム・ONU・VDSLモデム側の機器には、回線を受けるための表記が書かれていることがあります。

たとえば、本体やランプの近くに「ONU」「VDSL」「LINE」「光回線」「PON」「AUTH」などの文字がある場合は、回線側の機器である可能性があります。
これらは、外から来た回線や信号の状態を示すための表記として使われることがあります。

表記・ランプ名見分けるヒント
ONU光回線の信号を受ける機器の可能性があります
VDSL電話線を使うVDSL方式の機器の可能性があります
LINE外から来た回線の状態を示していることがあります
光回線・光光回線側の機器に関係する表記の可能性があります
PON・AUTHONUや光回線系の機器で見かけることがあります

一方で、「Wi-Fi」「SSID」「2.4GHz」「5GHz」などの表記が目立つ場合は、ルーター機能を持っている可能性もあります。
そのため、ラベルを見るときは「回線側の表記なのか」「Wi-Fi側の表記なのか」を分けて考えると判断しやすいです。

「ONU」「VDSL」「LINE」などがあれば回線側、「Wi-Fi」「SSID」などがあればルーター側の機能を持っている可能性があります。

ただし、ホームゲートウェイや一体型機器では、回線側の表記とWi-Fi側の表記が1台にまとまっていることもあります。
その場合は、「回線側の機能も、ルーター側の機能も持っているかもしれない」と考えておくと安心です。

2-3. LANポートが少ない、または回線側の差込口が目立つ

モデム・ONU・VDSLモデム側の機器は、ルーターに比べてLANポートの数が少ないことがあります。
とくに、ONUやシンプルなモデムでは、LANポートが1つだけで、そこからルーターへつなぐ形になっていることがあります。

反対に、ルーター側の機器は、複数の端末へ分ける役割があるため、LANポートがいくつも並んでいることが多いです。
そのため、LANポートが1つだけなのか、複数あるのかを見ると、回線側かルーター側かを判断するヒントになります。

また、電話線や光ファイバーを差し込む場所が目立つ機器は、回線側の機器である可能性があります。
本体の背面や側面に、電話線用の小さな差込口、光ケーブル用の端子、同軸ケーブル用の丸い端子がないかを確認してみましょう。

LANポートが少なく、電話線・光ファイバー・同軸ケーブルの差込口が目立つ機器は、モデム・ONU・VDSLモデム側の可能性があります。

ただし、ここでも見た目だけで断定はしないようにしましょう。
ホームゲートウェイのように、LANポートが複数ありながら回線側の機能も持っている機器もあります。
最終的には、接続順・ケーブル・ラベル表記をセットで見るのが安心です。

3. ルーター側に多い見た目の特徴

Wi-Fiの名前やSSIDが書かれていたり、LANポートが複数ある機器は、ルーター側の可能性が高いです。

ルーターは、モデム・ONU・VDSLモデム側から受け取った信号を、家の中のスマホ・パソコン・ゲーム機などに分ける機器です。
そのため、Wi-Fiに関する表記や、複数のLANポートがあるかを見ると判断しやすくなります。

ただし、ホームゲートウェイや一体型機器の場合は、回線側の機能とルーター機能が1台にまとまっていることがあります。
ここでも、1つの特徴だけで決めつけず、表記・ポート・ランプをセットで確認していきましょう。

3-1. 「Wi-Fi」「SSID」「2.4GHz」「5GHz」の表記がある

ルーター側の機器でまず確認しやすいのが、Wi-Fiに関するラベル表記です。
本体の側面や底面、背面のシールに「Wi-Fi」「SSID」「暗号化キー」「2.4GHz」「5GHz」などの文字が書かれていないか見てみましょう。

SSIDとは、スマホやパソコンでWi-Fiに接続するときに表示される「Wi-Fiの名前」のことです。
たとえば、スマホのWi-Fi設定画面に出てくる名前と、機器本体のシールに書かれているSSIDが同じなら、その機器がWi-Fiを飛ばしている可能性があります。

表記見分けるヒント
Wi-Fi無線で電波を飛ばす機能がある可能性があります
SSIDスマホに表示されるWi-Fi名と対応している可能性があります
暗号化キーWi-Fi接続用のパスワードを示していることがあります
2.4GHz遠くまで届きやすいWi-Fiの電波に関係します
5GHz速度が出やすいWi-Fiの電波に関係します

本体にSSIDや暗号化キーが書かれている機器は、Wi-Fiを飛ばすルーター側の機能を持っている可能性が高いです。

ただし、最近の一体型機器やホームゲートウェイでは、回線側の機能とWi-Fi機能がまとまっていることもあります。
そのため、SSIDが書いてあるからといって「純粋なルーターだけ」と決めつけず、壁からの接続順もあわせて確認しましょう。

3-2. LANポートが複数ある

ルーター側の機器は、家の中の複数の機器へインターネットを分ける役割があります。
そのため、背面にLANポートが複数並んでいることが多いです。

LANポートとは、LANケーブルを差し込む四角い差込口のことです。
パソコン、ゲーム機、テレビ、別のWi-Fi機器などを有線でつなぐときに使います。

たとえば、背面に「LAN1」「LAN2」「LAN3」「LAN4」のような表記があり、差込口がいくつも並んでいる場合は、ルーター側の機器である可能性があります。
一方で、ONUやシンプルなモデムでは、LANポートが1つだけのこともあります。

LANポートを見るときは、次のように考えるとわかりやすいです。

  • LANポートが1つだけの場合
    ONUやモデム側の機器で、ルーターへ渡すための出口だけが付いている可能性があります。
  • LANポートが複数ある場合
    スマホ・パソコン・ゲーム機など、家の中の複数の機器に通信を分けるルーター側の可能性があります。
  • WANとLANの両方がある場合
    WANは回線側から受ける入口、LANは家の中へ分ける出口です。ルーター側の機能を持つ機器でよく見かけます。

LANポートが複数あり、「WAN」「LAN1〜4」などの表記がある機器は、家の中に通信を分けるルーター側の可能性があります。

ただし、ホームゲートウェイのように、回線側の機能を持ちながらLANポートが複数ある機器もあります。
その場合は「ルーター機能も持っている一体型かもしれない」と考えると、判断しやすくなります。

3-3. アンテナやWi-Fiランプがある

外付けアンテナが付いている機器や、Wi-Fiランプがある機器も、ルーター側の可能性があります。
アンテナは、Wi-Fiの電波を飛ばすために使われることが多く、見た目でも判断しやすいポイントです。

また、本体のランプ部分に「Wi-Fi」「無線」「2.4G」「5G」などの表示がある場合は、Wi-Fi機能を持っている可能性があります。
ランプが点灯・点滅している場合は、Wi-Fi通信や接続状態を示していることがあります。

  • 外付けアンテナがある
    Wi-Fiを飛ばすルーター側の機器である可能性があります。
  • Wi-Fiランプがある
    無線通信の状態を示している可能性があります。
  • 2.4G・5Gのランプがある
    2種類のWi-Fi電波に対応している可能性があります。

ただし、最近のWi-Fiルーターには、外から見えるアンテナがないタイプもあります。
本体の中にアンテナが入っている機種もあるため、アンテナがない=ルーターではないとは言い切れません。

アンテナやWi-Fiランプは判断材料になりますが、それだけで断定せず、SSID表記・LANポート・接続順もあわせて確認しましょう。

なお、回線会社から借りている機器の後ろに、自分で購入したWi-Fiルーターをつないでいる家庭もあります。
この場合は、壁に近い機器がモデム・ONU・VDSLモデム側、後ろにつながっていてWi-Fi名やSSIDが書かれている機器が自分で追加したルーター側、という形で見分けやすいです。

「回線会社の機器+自分で買ったWi-Fiルーター」の2台構成では、壁に近い機器とWi-Fiを飛ばしている機器を分けて見るのがポイントです。

たとえば、2台構成の家庭では次のように見ると判断しやすいです。

壁の差込口から回線会社の機器、自分で買ったWi-Fiルーター、スマホ・PCへつながる2台構成の図解

このように、2台あるときは「壁に近い機器」と「Wi-Fiを飛ばしている機器」を分けて見ると、自宅の構成を整理しやすくなります。

ここまでのポイントを見れば、2台構成でも1台構成でも、自宅の機器をかなり整理しやすくなります。
次の章では、機器が1台しかない場合に多い「一体型機器」や「ホームゲートウェイ」の見分け方を整理していきます。

4. 1台しかない場合は一体型・ホームゲートウェイの可能性がある

自宅の機器が1台しかない場合は、モデム機能とルーター機能がまとまった一体型機器やホームゲートウェイの可能性があります。

まずは、別々に置かれている場合と、1台にまとまっている場合の違いを図で確認してみましょう。

モデム・ONUとルーターが別々の場合と、一体型機器・ホームゲートウェイにまとまっている場合を比較した図解

このように、機器が1台しかない場合でも、回線側の機能とルーター側の機能が1台にまとまっていることがあります。

ここまで、モデム・ONU・VDSLモデム側とルーター側の見分け方を整理してきました。
ただ、実際の自宅では「通信機器が1台しか置いていない」というケースもあります。

その場合、「モデムがないのかな?」「ルーターがないのかな?」と不安になるかもしれません。
でも、1台しかないからといって、どちらかが足りないとは限りません。

最近は、回線を受ける機能と家の中に分ける機能が、1台にまとまっていることがあります。
このような機器を、ここでは一体型機器として整理していきます。

4-1. 一体型は「1台で2役」の機器

一体型機器とは、かんたんにいうとモデム側の役割とルーター側の役割を1台でまとめて持っている機器です。

通常は、外から来た回線の信号を受ける機器と、家の中にWi-FiやLANで分ける機器が分かれていることがあります。
でも一体型の場合は、その2つの役割が1台の中にまとまっています。

たとえば、1台の機器に次のような特徴が一緒にある場合は、一体型の可能性があります。

  • 壁の差込口から直接つながっている
    回線側の機能を持っている可能性があります。
  • Wi-Fi・SSID・暗号化キーの表記がある
    ルーター側の機能を持っている可能性があります。
  • LANポートが複数ある
    家の中の端末へ通信を分ける機能を持っている可能性があります。

「壁からつながっているのに、Wi-FiやSSIDの表記もある」場合は、1台で2役の一体型機器かもしれません。

つまり、1台しかない機器を見たときは、「これはモデム?ルーター?」と無理に分けるより、両方の役割を持っている可能性を考えると判断しやすくなります。

4-2. ホームゲートウェイはONU・ルーター・電話機能がまとまることもある

一体型機器の中でも、よく出てくるのがホームゲートウェイです。
ホームゲートウェイは、回線を受ける機能、ルーター機能、ひかり電話の機能などがまとまっていることがあります。

特に、ひかり電話を使っている家庭では、電話機をつなぐための差込口がある機器が置かれていることがあります。
その機器が、回線側とルーター側の役割をまとめて持っている場合があります。

本体ラベルや型番に、次のような文字がないか確認してみましょう。

表記の例見分けるヒント
ひかり電話電話機能を持つホームゲートウェイの可能性があります
PRNTT系のホームゲートウェイなどで見かけることがあります
RTルーター機能を持つ機器の型番で見かけることがあります
RVVDSL系の機器やホームゲートウェイで見かけることがあります
HGWホームゲートウェイを示す略称として使われることがあります

ただし、型番の文字だけで完全に判断するのはむずかしいです。
同じような文字が入っていても、契約している回線やレンタル機器の種類によって役割が変わることがあります。

ホームゲートウェイは、ONU・ルーター・電話機能などが1台にまとまっていることがあります。型番だけで断定せず、ケーブル・ランプ・接続順もあわせて確認しましょう。

この章では型番ごとの細かい違いまでは深掘りしません。
まずは、「1台で複数の役割を持つ機器がある」と理解できれば大丈夫です。

4-3. 1台だけでもモデムがないとは限らない

自宅のネット機器が1台だけだと、「モデムがないのでは?」「ルーターだけでネットにつながっているの?」と不安になるかもしれません。

でも、機器が1台しかない場合でも、その1台の中に回線を受ける機能Wi-FiやLANで家の中に分ける機能が入っていることがあります。

たとえば、次のような状態なら、一体型機器の可能性があります。

  • 壁から直接つながっている
    回線側の役割を持っている可能性があります。
  • Wi-Fiの名前やパスワードが書いてある
    ルーター側の役割も持っている可能性があります。
  • スマホやパソコンがその機器のWi-Fiにつながっている
    家の中に通信を分ける機能が働いている可能性があります。

機器が1台しかない場合は、「モデムがない」と考えるより、「1台にまとまっている可能性がある」と考えるのが自然です。

反対に、機器が2台ある場合は、壁に近いほうがモデム・ONU・VDSLモデム側、Wi-Fiの名前やSSIDが書かれているほうがルーター側と考えると見分けやすくなります。

ここまで確認しても迷う場合は、次の章のチェックリストで、接続順・ケーブル・表記をもう一度まとめて確認してみましょう。

5. 見た目だけで断定しない|迷ったときの確認チェックリスト

見た目で迷ったときは、接続順・ケーブル・ランプ・ラベル・型番を順番に確認すると判断しやすくなります。

モデムとルーターは、見た目だけで完全に判断できるとは限りません。
同じような黒い箱に見えても、回線側の機器だったり、Wi-Fiを飛ばすルーターだったり、1台で両方の役割を持つ一体型だったりすることがあります。

そのため、迷ったときは「見た目だけ」ではなく「どこにつながっているか」「何と書いてあるか」を順番に見るのが大切です。
ここでは、初心者でも確認しやすいポイントをチェックリスト形式で整理します。

5-1. まずは5つのチェックで確認する

自宅の機器を見分けるときは、次の5つを上から順番に確認してみてください。
すべてを完璧に判断しようとしなくても大丈夫です。まずは「回線側っぽいか」「ルーター側っぽいか」をざっくり分けることを目指しましょう。

迷ったときの確認チェックリスト
  • □ 壁の差込口から最初につながっているか
    壁に近い機器は、モデム・ONU・VDSLモデムなど回線側の可能性があります。
  • □ 電話線・光コンセント・同軸ケーブルにつながっているか
    電話線ならVDSLモデム、光コンセントならONU、同軸ケーブルならCATVモデムの可能性があります。
  • □ LANポートが複数あるか
    LANポートが複数ある機器は、家の中に通信を分けるルーター側の可能性があります。
  • □ Wi-Fi・SSID・2.4GHz・5GHzの表記があるか
    Wi-Fi名やSSIDが書かれている機器は、Wi-Fiを飛ばすルーター機能を持っている可能性があります。
  • □ ONU・VDSL・LINE・WAN・LANなどの表記があるか
    ONU・VDSL・LINEは回線側、WAN・LANは接続口の役割を見分けるヒントになります。

まずは「壁から最初につながる機器か」「Wi-FiやSSIDの表記があるか」を見るだけでも、モデム側かルーター側かをかなり判断しやすくなります。

ただし、1台しかない機器にこれらの特徴がいくつも当てはまる場合は、一体型機器やホームゲートウェイの可能性があります。
その場合は、「どちらか一方」と無理に決めず、1台で複数の役割を持っているかもしれないと考えてください。

5-2. それでもわからないときは型番・契約書・管理会社で確認する

チェックリストを見ても判断できない場合は、機器の型番や、回線契約の書類を確認してみましょう。
本体の側面・底面・背面には、メーカー名や型番、レンタル機器名が書かれたシールが貼られていることがあります。

型番を確認すると、ONUなのか、VDSLモデムなのか、ホームゲートウェイなのかを調べやすくなります。
また、契約書や利用明細に「VDSL方式」「光配線方式」「LAN配線方式」などの記載がある場合は、部屋までの配線方式を判断するヒントになります。

マンションの場合は、機器だけでなく壁の差込口や建物側の配線方式も関係します。
そのため、機器を見ても判断できないときは、管理会社や回線事業者に確認するのも確実です。

見た目で迷うときは、機器の型番・契約書・壁の差込口をセットで確認すると、配線方式まで判断しやすくなります。

壁の差込口やマンションの配線方式まで確認したい場合は、以下の記事で「契約書・機器の型番・差込口」の見方を整理しています。

あわせて読みたい
マンション回線の配線方式を見分ける4つのチェック法
マンション回線の配線方式を見分ける4つのチェック法

5-3. VDSLっぽい場合は電話線と機器ラベルを見る

自宅の機器が電話線の差込口につながっている場合は、VDSL方式の可能性があります。
VDSLは、建物の共有部分までは光回線でつながり、そこから部屋までは電話線を使うマンション向けの方式です。

VDSLかどうかを見分けたいときは、まず壁の差込口に「TEL」と書かれていないか、細い電話線が機器につながっていないかを確認してみましょう。
さらに、本体やランプの近くに「VDSL」「LINE」などの表記があれば、VDSLモデムやVDSL対応ホームゲートウェイの可能性があります。

  • 壁の端子がTEL端子っぽい
    部屋まで電話線を使うVDSL方式の可能性があります。
  • 機器にVDSLと書いてある
    VDSLモデム、またはVDSL対応機器の可能性があります。
  • ランプ名にLINEがある
    外から来た回線の状態を示している可能性があります。

電話線につながっていて、本体にVDSLやLINEの表記がある場合は、VDSLモデム側の機器である可能性があります。

ただし、VDSLかどうかは見た目だけで断定せず、契約書や管理会社への確認もあわせて行うと安心です。
VDSLの仕組みや、光配線方式との違いを詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてください。

あわせて読みたい
VDSLとは?遅い原因と光配線方式との違いをやさしく解説
VDSLとは?遅い原因と光配線方式との違いをやさしく解説

ここまで確認すれば、自宅の機器がモデム・ONU・VDSLモデム側なのか、ルーター側なのか、一体型なのかをかなり整理しやすくなります。
次の章では、確認した結果に合わせて「次にどの記事を読むとよいか」をまとめます。

6. 次に読むならこれ|確認した結果に合わせて進もう

自宅の機器を見分けたあとは、役割・配線方式・ルーター性能のどこを確認したいかに合わせて次の記事へ進むと迷いにくくなります。

ここまで確認すると、自宅にある機器が「回線側の機器なのか」「Wi-Fiを飛ばすルーター側なのか」「1台で両方の役割を持つ一体型なのか」が、ある程度整理できたと思います。

ただ、見分けたあとに必要な確認は人によって違います。
モデムとルーターの基本から整理したい人もいれば、マンションの配線方式を確認したい人、Wi-Fiルーター側の性能を見直したい人もいます。

次に読む記事を、目的別にまとめます。

6-1. 役割の違いを基本から整理したい人

「モデムとルーターの違いを、もう少し基本から知りたい」「ONU・VDSLモデム・一体型の全体像も整理したい」という方は、詳しい解説記事で全体像を確認するのがおすすめです。

モデムは外から来た信号を変換する機器、ルーターはその信号を家の中に分ける機器です。
ただし、光回線ではONU、VDSLではVDSLモデム、一体型では1台で両方の役割を持つことがあります。

モデム・ルーター・ONU・VDSLモデム・一体型の全体像を整理したい方は、モデムとルーターの違いを図解した記事で確認してみてください。

あわせて読みたい
モデムとルーターの違いを図解|ONU・VDSLモデム・一体型もやさしく解説
モデムとルーターの違いを図解|ONU・VDSLモデム・一体型もやさしく解説

6-2. 壁の差込口や配線方式まで確認したい人

「壁の差込口が電話線なのか、光コンセントなのかよくわからない」「マンションの配線方式まで確認したい」という方は、配線方式の記事へ進むと判断しやすくなります。

マンションのネット回線は、同じ光回線の契約でも、部屋までの配線方式によって使われる機器や速度の出やすさが変わることがあります。
光配線方式・VDSL方式・LAN配線方式のどれに近いかを確認すると、機器の見分け方もよりはっきりします。

壁の差込口や契約書、機器の型番まで確認したい方は、マンション回線の配線方式を見分ける記事で確認してみてください。

あわせて読みたい
マンション回線の配線方式を見分ける4つのチェック法
マンション回線の配線方式を見分ける4つのチェック法

6-3. VDSLモデムや電話線につながる機器が気になる人

自宅の機器が電話線につながっていたり、本体に「VDSL」「LINE」などの表記があったりする場合は、VDSL方式の可能性があります。

VDSLは、建物の共有部分までは光回線、部屋までは電話線を使うマンション向けの方式です。
そのため、光回線を契約していても、部屋の中ではVDSLモデムやVDSL対応ホームゲートウェイを使っていることがあります。

電話線につながる機器やVDSLモデムの可能性が気になる方は、VDSLの仕組みと見分け方を整理した記事で確認してみてください。

あわせて読みたい
VDSLとは?遅い原因と光配線方式との違いをやさしく解説
VDSLとは?遅い原因と光配線方式との違いをやさしく解説

6-4. ルーター側の性能を見直したい人

見分けた結果、「Wi-Fiを飛ばしている機器はわかったけれど、これで性能は足りているのかな?」と感じた場合は、ルーター側の性能を確認してみましょう。

Wi-Fiルーターは、通信規格・アンテナ数・同時接続数によって、速度や安定性が変わります。
ルーターが古い場合は、回線そのものではなく、家の中のWi-Fi環境がボトルネックになっていることもあります。

ルーター側を見直すべきか迷ったら、Wi-Fiルーターの性能を「通信規格・アンテナ数・同時接続数」で確認する記事も参考になります。

あわせて読みたい
Wi-Fiルーターの性能指標とは?図解でわかる“宅内ボトルネック”の見つけ方
Wi-Fiルーターの性能指標とは?図解でわかる“宅内ボトルネック”の見つけ方

まずは、自宅の機器がどの役割に近いかをざっくり確認できれば十分です。
そのうえで、役割の違いを知りたいのか、配線方式を確認したいのか、ルーター性能を見直したいのかに合わせて、次の記事へ進んでみてください。

まとめ:モデムとルーターの見た目は「接続順」と「表記」で見分けよう

モデムとルーターの見た目の違いは、機器の形だけでは判断しにくいことがあります。
黒い箱が2台並んでいたり、1台で複数の役割を持つ一体型機器だったりすると、見た目だけでは迷いやすいです。

まずは「壁から最初につながっている機器か」「Wi-FiやSSIDの表記があるか」「LANポートが複数あるか」を確認すると、モデム側かルーター側かを判断しやすくなります。

電話線・光コンセント・同軸ケーブルにつながっている機器は、モデム・ONU・VDSLモデムなど回線側の機器である可能性があります。
一方で、Wi-Fi・SSID・2.4GHz・5GHzなどの表記があり、LANポートが複数ある機器は、ルーター側の機能を持っている可能性があります。

ただし、ホームゲートウェイや一体型機器の場合は、1台でモデム機能とルーター機能を持っていることもあります。
そのため、機器が1台しかない場合でも「モデムがない」と決めつけず、ケーブル・ランプ・ラベル表記をあわせて確認してみてください。

この記事のポイント
  • モデム・ONU側は、壁の差込口に近いことが多い
    電話線・光コンセント・同軸ケーブルにつながっているかを確認しましょう。
  • ルーター側は、Wi-FiやSSIDの表記が目印になりやすい
    LANポートが複数あるか、Wi-Fiランプがあるかも確認ポイントです。
  • 1台しかない場合は、一体型機器の可能性がある
    モデム機能とルーター機能が1台にまとまっていることがあります。
  • 見た目だけで断定せず、接続順・ケーブル・表記をセットで見る
    迷ったときは型番や契約書、管理会社への確認もあわせて行うと安心です。

モデムとルーターの見た目の違いで迷ったら、まずは「壁からの接続順」と「本体の表記」を見るだけでOKです。

役割の違いをもう少し基本から整理したい方は、モデムとルーターの違いを図解した記事もあわせて確認してみてください。

壁の差込口やマンションの配線方式まで確認したい方は、マンション回線の配線方式を見分ける記事に進むと、光配線方式・VDSL方式・LAN配線方式の違いまで整理しやすくなります。

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
とりまんじゅう
とりまんじゅう
つながる研究員
ネットが遅くて困ったとき、調べても専門用語ばかりでよくわからない…。
そんな経験から「同じように悩む人に、もっとわかりやすく伝えたい」と思い、このブログを始めました。
難しい言葉はなるべく使わず、初心者の方でも理解できるように解説しています。
ネットのことに不安を感じたときに、安心して読める場所を目指していますので、ぜひご覧ください!
記事URLをコピーしました