アップロードに必要な容量まとめ!サービス別上限とエラー対処法
「アップロードしたいのに容量が足りない!」そんな経験はありませんか?
動画や写真、資料などをクラウドやSNSに送ろうとしても、必要な容量が分からず困る方は多いです。
本記事では、アップロードに必要な容量の目安や、容量不足時の解決策をわかりやすく解説します。

1. アップロードに必要な容量とは?基本を理解しよう

1-1. 「容量」とはデータの大きさを表す単位

「容量(ようりょう)」というのは、データの“ふくろの大きさ”のことです。
数字が大きいほど、たくさんの写真や動画を入れることができます。
ふくろが小さいのに大きな荷物を入れようとすると、入りきらずに「アップロードできません」となってしまいます。
つまり、容量を知っておくと「どのくらいの荷物を入れられるか」がわかります。
データの大きさをあらわす単位には、いくつか種類があります。
- 1KB(キロバイト)=ノートの1ページくらい
- 1MB(メガバイト)=ノートの本1冊くらい
- 1GB(ギガバイト)=本が1000冊分
- 1TB(テラバイト)=図書館1つ分
数字が大きくなるほど「たくさん入るふくろ」だとイメージするとわかりやすいです。
1-2. 写真・動画・ファイルごとの容量目安

- 写真は1枚でだいたい2〜5MB(メガバイト)
- 動画は1分でおよそ100MBくらい
- PDFなどの書類は数百KB〜数MB
つまり、短い動画でも写真何十枚分もの大きさになることがあります。
とくに動画はすぐに大きな容量になるので注意が必要です。
写真や動画の目安を知っておくと、アップロード前に安心できます。
アップロードが遅いと感じたら、通信速度自体を一度測ってみましょう。正しい測定方法は、こちらの記事で解説しています。

2. 主要サービス別アップロード容量の制限

2-1. YouTubeで動画をアップロードする場合
YouTubeでは、1本の動画を最大12時間までアップロードできます。
サイズで言うと256GBまでです。
ただし、動画が長いとアップロードにすごく時間がかかります。
Wi-Fiが弱いと途中で止まることもあります。
長い動画をアップするなら「時間とネットの強さ」も考えて準備しましょう。
2-2. GoogleドライブやDropboxの場合
Googleドライブは、無料で15GBまで 保存できます。
有料プランにすると100GB・200GB・2TBなどに増やすことが可能です。
アップロード自体は1日に最大750GBまで可能ですが、実際に保存できるのは自分のプランの容量分だけなので注意しましょう。
Dropboxは無料で2GBまで、有料にすると数TBまで使えるようになります。
サービスによって「ふくろの大きさ(容量の上限)」がちがうので、自分の使い方に合ったプランを選ぶことが大事です。
「無料か有料か」で入れられる量が大きく変わる、と覚えておきましょう。
アップロードを安定させたい方は、工事不要で使えるネット回線もチェックしてみてください。賃貸でも導入できます。

2-3. LINE・SNS(Instagram/X)の場合
LINEは100MBまで、Instagramは動画で4GB、X(エックス/旧Twitter)は512MBまでです。
SNSは写真や動画を気軽に送れるけど、ふくろの大きさ(容量制限)はちょっと小さめです。
大きな動画は分けて送るか、クラウドを使うと安心です。
SNSは「ちょっと送る」には便利だけど、大きいものには不向きです。

Wi-Fiが弱いとSNS投稿中に止まることがあります。家庭でできる改善方法はこちらで紹介しています。

3. 容量不足でアップロードできない原因と対策

3-1. 容量不足エラーが出るときの原因

「容量が足りません」と出るときは、
- アップロード先の制限を超えている
- 自分のスマホやクラウドの残り容量が少ない
このどちらかが原因です。つまり、「入れ物が小さい」か「空きがない」状態です。
エラーが出たら「アップ先」と「自分の端末」、両方の容量をチェックしましょう。
Wi-Fiの「速さ」と「容量」は別のものです。
- 速さ=道路の広さ(速ければすぐに着く)
- 容量=荷物を入れるふくろの大きさ
道路が広くても、ふくろが小さければ荷物は入りません。逆にふくろが大きくても、道路がせまければ進むのが遅くなります。
夜になるとアップロードが止まりやすい場合、VDSL方式が原因のこともあります。詳しい改善策はこちらで紹介しています。

3-2. 圧縮や分割で容量を減らす方法
ファイルを「圧縮(あっしゅく)」すると、ふくろの中身をギュッと小さくできます。
大きな動画は「分割」して、いくつかに分けて送ることもできます。
スマホやパソコンには無料アプリがあるので、むずかしくありません。
「大きすぎて入らない」ときは、まず小さくしてみましょう。
Wi-Fiの電波が弱いとアップロード途中で止まることがあります。外付けアンテナでの改善方法はこちらでまとめています。

3-3. 容量を増やすための有料プラン活用
GoogleドライブやDropboxには、有料プランがあります。
月に数百円〜数千円で、容量を大きく増やせます。
たくさん動画や写真を扱う人は、有料にしておくと安心です。
「よく使う人ほど有料プランの方がラク」と覚えておきましょう。
4. アップロード容量を見積もるコツ

4-1. ファイルサイズを確認する方法
- アップロード=自分のスマホやパソコンから「ネットに送る」こと
- ダウンロード=ネットから「自分のスマホやパソコンに受け取る」こと
お手紙でたとえると…
アップロード=自分からポストに手紙を出す
ダウンロード=ポストから手紙を取り出す
方向がちがうだけで、どちらも「データのやりとり」です。
アップロードする前に、ファイルがどれくらいの大きさかを調べてみましょう。
- パソコンなら「右クリック→プロパティ」で確認
- スマホなら「詳細表示」でサイズを確認
これをするだけで「入るかどうか」をあらかじめ知ることができます。
「アップする前にサイズ確認!」が失敗しないコツです。
回線の速さは、実は建物内の配線方式にも関係します。自宅の回線方式を見分ける方法はこちらの記事で紹介しています。

4-2. アップロード前に必要容量を計算する習慣
動画や写真の目安を知っておくと、容量の見積もりがしやすくなります。
たとえば、10分の動画はだいたい1GB前後です。もし3本アップロードしたいなら、3GBくらいは必要だと分かります。
「どのくらい使うか」をざっくり計算する習慣をつけましょう。
5. よくある質問(Q&A)

Q1. 容量不足エラーが出たときの原因と解決策は?
A. 「容量が足りません」と出るときは、2つの原因が多いです。
1つめは、送る先のサービス(LINEやクラウド)が「これ以上大きいファイルは入れられない」と決まっている場合。
2つめは、自分のスマホやクラウドの「残りの空き」がなくなっている場合です。
解決するには「ファイルを小さくする」「別のサービスに送る」「空きをふやす」の3つを試すといいですよ。
Q2. アップロード途中で止まるのはなぜ?
A. 容量オーバーだけでなく、「ネット回線が途中で切れる」「Wi-Fiが弱い」「スマホがスリープになった」なども原因です。
とくに動画や大きなデータは、送るのに時間がかかるので途中で止まりやすいです。
対策は「Wi-Fiが安定している場所で送る」「スリープを切る」ことです。
通信経路の設定が原因の場合もあります。ポート開放の考え方はSwitch向けの記事が参考になります。

Q3. クラウドとSNSでアップロードの違いは?
A. クラウド=保存する場所、SNS=みんなに見せる場所です。
クラウド(Googleドライブなど)は「自分のカバン」のようにデータを置いておく場所。
SNS(LINEやInstagram)は「友だちに見せる場所」で、制限が厳しめです。
大きなデータはクラウドに置いて、リンクを共有するとスムーズです。
Q4. スマホの空き容量も関係あるの?
A. はい、関係あります!
クラウドにアップロードするときでも、一度スマホの中にデータを置く必要があります。
スマホの空きがなければ、アップロードできません。
「いらない写真やアプリを消す」と空きをふやせます。
Q5. アップロードにかかる時間はどのくらい?
A. アップロードの時間は「ファイルの大きさ」と「Wi-Fiの速さ」で変わります。
- ファイルが大きい(動画など)ほど時間がかかる
- Wi-Fiが速いほど早く終わる
たとえば、同じ1GBの動画でも…
- 速いWi-Fiなら10分くらいで終わる
- 遅いWi-Fiなら1時間以上かかることもあります
ポイントは「容量(荷物の大きさ)」と「速さ(道路の広さ)」の両方を見て考えることです。
6. まとめ:アップロード容量を理解してスムーズに共有しよう

アップロードに必要な容量は、写真や動画の大きさ、使うサービスによって変わります。
- 写真は数MB
- 動画は数百MB〜数GB
- SNSやクラウドはサービスごとに上限あり
これらを知っておけば、「容量が足りません」というエラーを防げます。
必要ならファイルを小さくしたり、有料プランを使ったりして、スムーズにアップロードできるようにしましょう。
ポイントは「確認」「工夫」「準備」の3つです。これで安心してアップロードできます!

