NATタイプが改善しない原因と対処法【まずこれを試す】
Switchのオンラインで「フレンドとつながらない」「マッチングしない」と困っている方へ。この記事は、NATタイプD/FをA/Bに近づけたい人向けの手順を、初心者でも迷わない順番でまとめたガイドです。
NATタイプD/Fは、①ルーター設定で改善するケース、②回線側(CGNATなど)が原因で設定では改善しないケースがあります。
先に結論だけ言うと、UPnPをON → ポート開放 → それでもダメなら回線側(CGNAT)を確認の順で進めるのが最短です。
ただし、「そもそも自分の不調がNATの問題なのか、Wi-Fiや回線全体の問題なのか分からない」という場合は、先にSwitchがラグい・つながらないとき最初に見る場所で原因の方向を整理しておくと、遠回りしにくくなります。
Switch本体でNATタイプを確認しながら、改善できるケース/設定では直らないケースを切り分けていきましょう。
この記事では、SwitchのNATタイプD/Fで困ったときに、A/Bに近づける設定手順と、設定で直らないCGNATの見分け方までまとめています。
ここからは、SwitchでNATタイプを確認しながら、初心者でも迷わない順番で改善手順を見ていきましょう。
UPnP→ポート開放→それでもダメなときの回線側(CGNAT)まで、初心者でも迷わないように解説します。
SwitchのNATタイプがD/Fなら、次の順で確認すると最短です。
① UPnPをONにする
② ポート開放を試す
③ 回線側(CGNAT/IPv6)を確認する

1. SwitchのNATタイプとは?A〜Fの意味(Fって何?)
NATタイプとは、「インターネットのつながりやすさ」を表す数字のようなものです。Switchは、家の中のルーターを通して世界中のネットにアクセスしています。
このとき、ルーターが外とのやり取りをどう変換しているかで、NATタイプが決まります。
NATタイプFは、通信がかなり制限されている状態で、オンライン対戦やマッチングが不安定になりやすいです。
Switchでは、A/Bが理想、最低でもC以上が快適に遊ぶ目安になります。
SwitchのNATタイプは、通信のしやすさによってA〜Fに分かれています。
- A / B:ほぼ制限なし。オンライン対戦も安定
- C:相手やゲームによって制限が出ることがある
- D / F:マッチング失敗や接続エラーが起きやすい
NATタイプがD/Fの場合は、
① ルーター設定を変えれば改善するケースと、
② 回線側の仕様(CGNATなど)で設定では直らないケースがあります。
この記事では、
「まず設定で直るか」→「回線側の問題か」を順番に切り分けて解説します。
2. NATタイプを確認する方法
2-1. Switch本体から確認する手順
NATタイプは、Switchの本体だけでかんたんに調べられます。
まずホーム画面から「設定」を開き、「インターネット」→「接続テスト」を選びます。
しばらく待つと結果が出て、その中に「NATタイプ」と書かれています。
→ Switchの設定画面から、だれでもすぐにNATタイプを確認できます。
2-2. 表示されたNATタイプの見方
接続テストで出てきた「NATタイプ」は、AからFまでの文字で表示されます。
AやBならスムーズに遊べる目安で、CやDになると一部のゲームでつながりにくいことがあります。
Fと出た場合は、ほとんど通信できない状態です。
→ 表示された文字がAやBなら安心、C以下なら改善の工夫が必要です。
3. NATタイプを変えるメリット
3-1. オンライン対戦が安定する
NATタイプが良いと、ゲーム中に回線が切れたりラグが起きたりしにくくなります。
特にスプラトゥーンやマリオカートなどの対戦ゲームでは、安定した回線がとても大事です。
NATタイプがCやDだと、遊んでいる途中でエラーになることが増えてしまいます。
→ NATタイプを改善すれば、対戦中も安定して遊べます。
3-2. フレンドとのマッチングがスムーズに
NATタイプが悪いと、友達と一緒に遊ぼうとしても「接続できません」と出ることがあります。
タイプAやBなら、多くの人と問題なくつながるので安心です。
反対にタイプCやDだと、つながる相手が限られてしまいます。
→ NATタイプを上げることで、友達と遊ぶときにエラーが出にくくなります。
4. NATタイプの変え方(変更する方法)
ここから実際の設定手順に入りますが、「そもそも自分がNATタイプDとFのどちら寄りなのか分からない」という方は、先にNATタイプDとFの違いを整理しておくと、このあとの手順が理解しやすくなります。
4-1. ルーター設定画面にアクセスする
NATタイプを変えるには、まず家のルーターの設定画面を開く必要があります。
パソコンやスマホのブラウザで、ルーターの説明書に書かれたアドレス(例:192.168.1.1)を入力すると画面が出ます。
ここでユーザー名とパスワードを入れると設定ができるようになります。
ログインできないときは、ルーターの説明書や本体の裏に書かれている「ユーザー名」と「パスワード」をチェックしてみましょう。
→ NATタイプの変更は、ルーターの設定画面に入ることから始まります。
4-2. UPnPを有効化する(最も簡単)
UPnPをONにすると、Switchが自動で必要なドア(ポート)を開けてくれるようになります。
💡 イメージ:「宅配便が来たときに、勝手に玄関を開けてくれる仕組み」
ルーター設定画面で「UPnP」または「自動ポート転送」という項目を探して、有効にするだけでOKです。
そのあとSwitchを再起動して、NATタイプをもう一度確認しましょう。
ルーターによっては「UPnP」の名前が違って、「自動ポート転送」や「NAT設定」と書かれていることもあります。
→ 初心者はまず、UPnPを有効にするのが一番かんたんです。
補足:「自分がDとFどちら寄りか整理したい方」は、先に NATタイプDとFの違いを確認しておくと、このあとの設定で迷いにくくなります。
4-3. ポート開放を行う(手動設定)
もしUPnPで改善しない場合は、必要なポートを手動で開けます。
ルーター設定画面で「ポート転送」や「ポート開放」という項目を選びます。
そこにSwitchのIPアドレスと、任天堂が公開している番号(ポート番号)を入力します。
💡 イメージ:「必要なときだけ、自分でカギを開けておく感じ」
少しむずかしいですが、効果は大きい方法です。
→ 手動のポート開放は少し難しいけど、通信改善にとても有効です。
4-4. DMZ機能を使う
DMZという機能を使うと、Switchを「制限なしで外と通信できる」特別な状態にできます。
💡 イメージ:「家のすべてのカギを外して、誰でも入れるようにする」
(その分、セキュリティのリスクも高い)
ルーターの設定でSwitchのIPアドレスをDMZに登録すると、NATタイプが改善されやすいです。
ただしセキュリティのリスクもあるため、自己責任で利用することが大切です。
→ DMZは最後の手段として使う方法で、強力ですが注意も必要です。
5. うまく変えられないときの対処法
ここまで試しても改善しない場合は、「回線側の問題か」「家の中の構成の問題か」を切り分けることが重要です。
とくに「CGNAT」と「二重ルーター」は混同しやすく、ここを間違えると設定をいくら変えても改善しないことがあります。

5-1. プロバイダが原因のケース
NATタイプは、自分で設定を変えても直らないことがあります。
たとえば、インターネット会社(プロバイダ)が「CGNAT」という仕組みを使っていると、ポートを開けられない場合があります。
このときはプロバイダに相談するか、固定回線の契約を変える必要があります。
ここまで試しても改善できないときは、光回線などの専用回線に切り替えるのが最も確実な解決方法です。
特にポケットWi-Fiや共有回線を使っている人は、回線を変えない限りNATタイプが改善しないケースが多いです。
ただ、「光回線が確実」と分かっても、賃貸や建物の都合ですぐに工事できないケースもありますよね。
その場合は、ホームルーターで代用できるかを先に整理しておくと、回線選びで遠回りしにくくなります。特にゲーム用途では、向いている人・厳しい人がはっきり分かれるため、先に判断基準を見ておくのがおすすめです。

CGNAT(キャリアグレードNAT)は、1本の回線をたくさんの人で分けて使う仕組みのことです。マンションやモバイル回線でよく使われています。
この仕組みだと、自分の家に専用のアドレスがないため、ポート開放やDMZをしても効果が出ないことがあります。
※ここが原因かも:CGNATの可能性
設定を変えてもまったく変化がないときは、回線側(CGNAT)の制約で改善できない場合があります。
確認方法と対処は → CGNATの確認方法と仕組み にまとめました。
それでも改善できない場合は、回線そのものを見直すのが最短ルートです。
特に「今の住まいで光回線にできるのか」「ほかに選べる回線があるのか」を整理したい方は、光回線の選び方(住まい別)で確認してみてください。
5-2. モバイル回線や共有Wi-Fiでの制約
ポケットWi-Fiやマンションの共有回線では、NATタイプをAやBに変えるのはとてもむずかしいです。
これは回線自体に制限があるからで、設定を変えても効果が出にくいのです。
安定して遊びたいなら、光回線などの専用回線を使うのが一番確実です。
→ モバイル回線や共有回線では限界があり、光回線の利用が有利です。
6. NATタイプを変えるときの注意点
6-1. セキュリティリスクについて
ポート開放やDMZを使うと、インターネットからSwitchに直接つながりやすくなります。
これは便利な反面、外部から悪意のあるアクセスを受けやすいというリスクもあります。
必ず必要な分だけ設定し、不要になったら元に戻すようにしましょう。
知らない人から勝手に入られると、大事な情報がぬすまれたり、悪いソフトを入れられることがあります。
こうしたリスクがあるので、むやみにすべての設定を開放しないように気をつけましょう。
→ NATタイプを変えるときは、便利さと安全のバランスを考えることが大切です。
6-2. 設定を戻すときの手順
もし設定を変えてもうまくいかない場合は、元に戻すことも大切です。
ルーターの設定画面から「初期設定に戻す」ボタンを使ったり、ポート開放やDMZをオフにすればOKです。
元に戻してから、もう一度違う方法を試すと安心です。
→ 困ったときは一度設定をリセットしてやり直すと安全です。
7. よくある質問(Q&A)
基本的な手順はここまでで大丈夫ですが、「細かいところがわからない…」という声も多いです。そこで、よくある質問をQ&Aにまとめました。
Q1. SwitchのIPアドレスってどう確認するの?
A. Switch本体の「設定」→「インターネット」→「インターネット設定」で、自分がつないでいるWi-Fiを選びます。
そこで「詳細設定」を見ると「IPアドレス」が表示されます。
→ 設定画面から、かんたんに確認できます。
Q2. IPアドレスの固定は必要?
A. ポート開放やDMZの設定をするときは、SwitchのIPアドレスを固定するのがおすすめです。
固定しないと、電源を入れるたびに数字が変わってしまい、せっかくの設定が消えてしまうことがあります。
→ 安定した通信のためには、IPアドレスは固定したほうが安心です。
Q3. モバイル回線では難しいのはなぜ?
A. ポケットWi-Fiやスマホのテザリングは、多くの人と電波を分け合って使っています。
そのため、NATタイプをAやBに変えることがほとんどできません。
ゲーム用には向かず、安定した光回線が必要になります。
→ モバイル回線は仕組み上、NATタイプ改善がむずかしいです。
Q4. 設定しても改善しないときの出口は?
A. ルーターで何度設定しても変わらない場合、プロバイダ(インターネット会社)が原因のことがあります。
この場合はプロバイダに相談したり、光回線など別の回線に変えるのが解決につながります。
→ どうしても直らないときは、回線の変更や相談が最終手段です。
Q5. NATタイプが急に悪化したのはなぜ?
A. ルーター再起動後の設定戻り、IPアドレスの変化、回線混雑、プロバイダ側の制御変更などで急に悪化することがあります。まずはUPnPの状態確認 → Switch再起動 → 接続テストの再実行を行い、それでも変わらない場合は回線側(CGNAT)の可能性を確認してください。
→ 急な悪化は「設定の戻り」か「回線側要因」のどちらかであることが多いです。
Q6. ポート開放なしでもNATタイプは改善できますか?
A. はい、UPnPを有効化するだけで改善するケースはあります。まずはUPnPを試し、改善しない場合のみポート開放を検討する流れが安全です。なお、回線がCGNATの場合はポート開放をしても改善しないことがあります。
→ まずはUPnP、次に必要ならポート開放、最後に回線側確認の順が基本です。
ここまでで、「設定で改善できるのか」「回線側の問題なのか」は見えてきたはずです。
もし「そもそも自分の回線環境(マンションの配線方式など)が原因かもしれない」と感じた場合は、マンション回線の配線方式を見分ける4つのチェック法で一度整理しておくと、次に取るべき対策がはっきりします。
8. まとめ:Switchで快適にオンラインを楽しむために
NATタイプは、Switchで友達と楽しく遊ぶためにとても大事なものです。
AやBなら安心して遊べますが、C以下だとエラーが出たりつながりにくくなることがあります。
改善するには、まずルーター設定画面で UPnPを有効にする のが一番かんたんです。
もし直らないときは、ポート開放やDMZなどを試してみましょう。
ただし、環境によってはプロバイダに相談したり、回線を見直す必要もあります。
どうしても改善できない場合は、光回線などの専用回線に切り替えることが最終的な解決策になります。
これにより、安定した通信と快適なNATタイプを確保できます。
→ NATタイプを正しく設定すれば、オンライン対戦もフレンドとのプレイもぐんと快適になります。
SwitchのNATタイプ改善チェックリスト
この記事の手順を実際に試すときに、抜け漏れがないか確認できるようにチェックリストを用意しました。印刷したりメモ代わりに活用してください。
- Switchの「設定 → インターネット → 接続テスト」でNATタイプを確認した
- NATタイプがC以下なら改善が必要と理解した
- ルーターの設定画面(192.168.1.1など)にアクセスできた
- UPnPを有効化して再起動を試した
- 改善しない場合、ポート開放(手動)を設定した
- さらに必要なら、DMZ設定を最後の手段として試した
- それでも直らない場合、プロバイダに相談/光回線に切り替えると結論づけた
この記事のチェックリストをPDF版でも用意しています。印刷して手元で確認したい方は、こちらからダウンロードしてください。

