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マンション回線の配線方式を見分ける4つのチェック法

マンション回線の配線方式を見分ける4つのチェック法
tsuda
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マンションのネットが遅くてストレスを感じていませんか?
その原因は「配線方式」にあるかもしれません。
この記事では、自分の部屋がVDSL方式なのか光配線方式なのかを見分ける方法を、初心者でもわかるように解説します。

この記事でわかること
①速度は配線方式で決まる!
②契約書・型番・差込口で確認!
③遅くても改善策はある!

夜の20〜23時に特に遅くなる方は、時間帯混雑の対処法をこちらで解説しています。

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1. なぜ配線方式を見分ける必要があるのか

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1-1 マンション回線が遅い主な原因

マンションでインターネットが遅くなる理由のひとつは、建物の中で使われている配線の種類です。
光ファイバーが部屋まで直接来ていれば速いですが、途中で電話線やLANケーブルに変わると、速度が落ちやすくなります。
特に夜はたくさんの人が同時に使うので遅くなりがちです。

ネットの遅さを解決するには、まず自分の配線方式を知ることが大切です。

配線方式ってなに?

マンションのインターネットは「建物まで光ファイバー → 部屋まではどのケーブルか」で分かれます。
この「部屋までのケーブルの種類」を 配線方式 と呼びます。


自宅がVDSLの可能性がある方は、VDSL特有の遅さと改善策をこちらで詳しく解説しています。

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1-2 配線方式による速度差の実態

同じ「光回線」を契約していても、配線方式が違うだけで速度が大きく変わります。
光ファイバーが部屋まで届いていると、1Gbps以上の速さが出ることもあります。
でも、VDSL方式だと最大100Mbpsほどしか出ないこともあり、動画やゲームでは差がはっきりします。

つまり、配線方式はインターネットの速さを決めるカギなのです。


方式による差を確かめるには、昼夜・場所別に速度を測るのが近道です。手順はこちら。

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2. マンションの配線方式の種類

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2-1 光配線方式(もっとも速いタイプ)

光ファイバーのケーブルが、マンションの部屋までまっすぐ届いている方式です。
途中で他のケーブルに変わらないので、光の速さをそのまま使えるのがポイント。
動画もゲームもサクサク動きやすいです。

いちばん速くて安定しているのが光配線方式です。

2-2 VDSL方式(速度低下が起きやすいタイプ)

マンションの建物までは光ファイバーが来ていますが、部屋までは電話線を使う方式です。
電話線は古いしくみなので、光よりも速さが出にくく、100Mbpsくらいで頭打ちになることもあります。
人が多く使う時間は特に遅くなりやすいです。

VDSLは手軽だけど、速度が落ちやすい方式です。

VDSLってなに?

「VDSL」は電話線を使う方式のことです。
光より遅いけど、古いマンションでも使いやすいしくみです。


光化が難しい環境でも、工事不要で快適に使える選択肢があります。詳細はこちら。

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2-3 LAN配線方式(マンションによくある中間タイプ)

建物の共有スペースまでは光ファイバーで、部屋まではLANケーブル(パソコンなどにつなぐケーブル)でつながる方式です。
VDSLよりは速く、1Gbpsまで対応できることもあります。
ただし、ケーブルの規格や設備が古いと速度が制限される場合もあります。

LAN方式は、光配線とVDSLの中間くらいの速さです。

LANってなに?

「LAN」はパソコンなどをつなぐ四角いケーブルのことです。
部屋までLANケーブルでつながるのが「LAN配線方式」です。


LAN方式でも機器が古いと性能が出ません。買い替え時の比較はこちらが参考になります。

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3. 自分の部屋の配線方式を見分ける方法

3. 自分の部屋の配線方式を見分ける方法

3-1 契約書・工事案内をチェックする

まずはインターネットを契約したときの「契約書」や「工事のお知らせ」を見てみましょう。
そこに「光配線方式」や「VDSL方式」といった言葉が書かれていることがあります。
書類を確認するだけでわかる場合も多いです。

契約書を読むのが、いちばん手っ取り早い方法です。

3-2 モデムやONUの型番から確認する

家に置いてあるモデムやONU(インターネットの機械)の型番を調べると、配線方式の手がかりがわかります。
たとえば検索結果に「VDSLモデム」と出れば電話線タイプ、「ONU(光回線終端装置)」と書かれていれば光配線方式です。

ONUってなに?

「ONU(光回線終端装置)」は、光ファイバーの信号をインターネットに変える機械のことです。
光配線方式のときは必ず使われます。

VDSLモデムのラベル例

下の画像は VDSL方式で使われるモデムのラベル です。
赤枠の「VH-100(4)E(S)」という型番を検索すると「VDSLモデム」と表示され、電話線を使う方式であることが確認できます。

ONU(光回線終端装置)のラベル例

次の画像は 光配線方式で使われるONU(光回線終端装置)のラベル です。
赤枠に「GE-PON-ONU」と記載されており、光ファイバーを直接部屋まで引き込む方式であることがわかります。

このように、型番を確認 → ネットで検索 することで配線方式を判断できます。
なお、型番だけでは100%確定できない場合もあります。
例えば、同じ型番が複数の方式で使われていたり、中古機器が流用されていたりするケースです。
そのため、最終的には管理会社やプロバイダに問い合わせて確認するのが安心です。


型番で方式が分かったら、室内電波の底上げも検討を。設置のコツはこちら。

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3-3 コンセントや差込口の形状を見る

部屋の壁にある差込口の形を見れば、配線方式を判断できる場合があります。

  • 四角いLANポート → LAN配線方式
  • 小さい電話線の口 → VDSL方式
  • 光コンセント → 光配線方式

下の写真を見てください。


赤枠で示した TELがVDSL用の電話線の口、LANがLAN配線方式の口 です。


このように「光」と書かれた差込口があれば、光配線方式です。


部屋ごとで速度差がある場合、家庭内Wi-Fiの見直しも効果的です。チェックポイントはこちら。

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3-4 管理会社やプロバイダに問い合わせる

書類や機械を見てもよくわからない場合は、マンションの管理会社やインターネットのプロバイダに聞くのが確実です。
「自分の部屋はどの配線方式ですか?」と聞けば、はっきり答えてもらえます。

最終的には、問い合わせで確認するのがいちばん安心です。

4. 配線方式ごとのメリット・デメリット

4. 配線方式ごとのメリット・デメリット

4-1 光配線方式の特徴

光ファイバーが部屋まで直接つながっているので、とても速くて安定しています。
動画もゲームも快適に使えます。ただし、古いマンションだと工事ができない場合があります。

光配線はスピード最強だけど、環境によっては使えないこともある

4-2 VDSL方式の特徴

電話線を使うので工事がしやすく、古いマンションでも対応しやすいです。
でも速度は光配線よりかなり遅めで、人が多く使う時間は特に重くなります。

VDSLは導入が簡単だけど、速度に不満が出やすい

4-3 LAN配線方式の特徴

LANケーブルを使うので、VDSLよりも速いケースが多いです。
1Gbpsまで対応できることもあり、使い勝手はそこそこ良いです。
ただし、ケーブルや設備が古いと速度が制限されることがあります。

LAN方式は“まあまあ速い”けれど、設備の新しさが大事

5. もし遅かった場合の対処法

5. もし遅かった場合の対処法

5-1 契約プランを見直す

今の契約プランが古いままになっていると、せっかくの回線でも速度が出ないことがあります。
プロバイダのサイトや請求書をチェックして、新しいプランがあるか確認しましょう。

まずはプランを見直すだけで、速度が改善することもあります

5-2 光配線方式に変更できるか確認する

管理会社やプロバイダに問い合わせて、光配線方式に変えられるか確認しましょう。
工事が必要になる場合もありますが、一度切り替えれば長く快適に使えます。

光配線にできれば、速度はグンと安定します

光に切り替えられないときは?

「うちのマンションは光にできない」と言われても大丈夫。
ホームルーター(家専用Wi-Fi)やモバイルWi-Fi(持ち運べるWi-Fi) を使えば、動画やゲームも問題なくできます。


光配線方式へ切り替える際の工事日数や注意点は、先に把握しておくと安心です。

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5-3 ホームルーターやモバイルWi-Fiを検討する

どうしても光配線にできない場合は、ホームルーターやモバイルWi-Fiを使う方法もあります。
最近の無線回線は性能が高く、動画やオンライン会議にも使えるレベルです。

回線を変えられないときは、無線回線という選択肢もあります

6. 配線方式を調べるときの注意点

6. 配線方式を調べるときの注意点

6-1 書類の表現に注意する

契約書や工事案内には、専門用語が多く書かれていることがあります。
「光配線方式」や「VDSL方式」など、似た言葉に惑わされないように注意が必要です。

わからない用語があれば、ネットで調べながら確認しましょう

6-2 建物全体と部屋で違うこともある

マンション全体では光配線方式でも、部屋まではVDSLになっているケースもあります。
「光回線対応マンション」と書かれていても油断は禁物です。

建物と部屋で違う可能性があることを知っておくと安心です

6-3 自分で判断できなければ問い合わせる

見分けが難しいときは、管理会社やプロバイダに聞くのが確実です。
間違った情報で判断すると、契約や機器を選ぶときに損をするかもしれません。

最終的には専門の人に確認するのが安全です

7. Q&A:よくある質問

7. Q&A:よくある質問

Q1. 型番を検索したけど、結果の見方がわかりません。

A. 検索するときは、出てきたページに「VDSLモデム」や「ONU(光回線終端装置)」と書かれているかをチェックします。

  • VDSLモデム」とあれば電話線タイプ(VDSL方式)
  • ONU」とあれば光配線方式
  • LANポート付きルーター」とあればLAN配線方式の可能性が高いです。

もし検索してもよくわからない場合は、管理会社やプロバイダに問い合わせるのがいちばん確実です。

8. まとめ

8. まとめ

マンションのネットが速いか遅いかは、配線方式で大きく変わります。

  • 光配線方式 → 速くて安定
  • VDSL → 遅くなりやすい
  • LAN方式 → その中間くらい

見分ける方法は、
契約書を見る・モデムの型番を調べる・コンセントの形を確認する・管理会社に聞く の4つがポイント。

もし遅い方式だったとしても、プランの見直し・光への切り替え・無線ルーターの利用などで改善できます。

自分の部屋の配線方式を正しく知ることが、快適なネット生活の第一歩です!

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ネットが遅くて困ったとき、調べても専門用語ばかりでよくわからない…。
そんな経験から「同じように悩む人に、もっとわかりやすく伝えたい」と思い、このブログを始めました。
難しい言葉はなるべく使わず、初心者の方でも理解できるように解説しています。
ネットのことに不安を感じたときに、安心して読める場所を目指していますので、ぜひご覧ください!
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