CAT5eとCAT6の違いを比較|速度差と家庭用でどっちがいいか解説
結論からいうと、CAT5eとCAT6はどちらも1Gbps回線で使えることが多いですが、通信の余裕や安定しやすさまで考えるならCAT6のほうが選びやすいです。
ただし、今使っているCAT5eで困っていないなら、すぐに買い替えなくても大丈夫なことがあります。反対に、これから新しくLANケーブルを買うなら、CAT6を選んでおくと安心です。
この記事では、CAT5eとCAT6の違い、速度差が出やすい場面、家庭用でどっちを選べばよいかを、初心者向けにわかりやすく整理します。
とくに、今使っているCAT5eのままでいいのか、これから買うならCAT6を選ぶべきなのかで迷っている人に向けて解説します。
1. CAT5eとCAT6の違いを比較|速度差と選び方の結論
まず、CAT5eとCAT6の違いをざっくり整理すると、どちらも1Gbps回線で使えることが多いものの、CAT6のほうが通信の余裕や安定しやすさを考えやすいです。
そのため、今のCAT5eで困っていないならそのままでもOK、これから新しく買うならCAT6が無難と考えるとわかりやすいです。
先に、CAT5eとCAT6の主な違いを表で見てみましょう。
| 比べるポイント | CAT5e | CAT6 |
|---|---|---|
| 最大通信速度の目安 | 1Gbps | 1Gbps |
| 帯域の目安 | 100MHz | 250MHz |
| 通信の余裕 | ふつう | CAT5eより大きい |
| ノイズへの強さ | ふつう | CAT5eより強め |
| 家庭での考え方 | 今使っていて困っていないならそのままでもOK | これから新しく買うなら選びやすい |
| 向いている人 | 1Gbps回線で今の通信に不満がない人 | 新しく買う人・少しでも安定しやすいほうを選びたい人 |
ポイントは、CAT5eが使えないわけではないということです。1Gbps回線で今の通信に困っていないなら、CAT5eのままでも十分なことがあります。
一方で、これから新しくLANケーブルを買うなら、通信の余裕や安定しやすさを考えてCAT6を選んでおくと安心です。
- 今のCAT5eで困っていないなら、そのままでもOK
- これから新しく買うなら、CAT6が無難
- CAT5や規格不明のケーブルなら、買い替えを検討
実際に測ってみても、正常なCAT5eとCAT6では、1Gbps回線で大きな速度差は出にくい結果でした。詳しい測定結果は3章で紹介します。
1-1. 今のCAT5eでいい人・CAT6を選んだほうがいい人
今のCAT5eのままでいい人は、次のような人です。
- 今のネットでとくに困っていない
- 1Gbpsまでの回線を使っている
- 動画・ネット検索・オンライン会議が問題なく使えている
- ケーブルに「CAT5e」と書いてある
反対に、CAT6を選んだほうがいい人は、次のような人です。
- これからLANケーブルを新しく買う
- 今のケーブルが古い、または規格がわからない
- 少しでも安定しやすい環境にしたい
- できるだけ長く使えるものを選びたい
迷ったときは、「今あるCAT5eを使う話」と「これから新しく買う話」を分けるのがポイントです。今困っていないCAT5eはそのままでもよく、新しく買うならCAT6を選ぶと失敗しにくくなります。
では、CAT5eとCAT6は具体的に何が違うのでしょうか。次は、速さ・安定しやすさ・使いやすさの違いを、むずかしい言葉をできるだけ使わずに見ていきます。
2. CAT5eとCAT6の違い|速度・帯域・ノイズをやさしく解説
1章では、CAT5eとCAT6の違いを表で整理しました。
ここからは、表に出てきた速度・帯域・ノイズについて、もう少しやさしく見ていきます。
ポイントは、CAT5eが使えないわけではなく、CAT6のほうが通信に余裕を持たせやすいということです。
2-1. 速度の違い|どちらも1Gbpsで使えることが多い
CAT5eとCAT6は、どちらも1Gbps回線で使えることが多い規格です。
そのため、1Gbpsまでの光回線やホームルーター環境では、CAT5eからCAT6に替えたからといって、必ず体感できるほど速くなるとは限りません。
たとえば、今のCAT5eで動画視聴・ネット検索・オンライン会議が問題なく使えているなら、すぐに交換しなくても大丈夫なことがあります。
つまり、速度だけで見ると、CAT5eもまだ十分使える場面があるということです。
2-2. 帯域の違い|CAT6のほうが通信の余裕がある
CAT5eとCAT6で大きく違うのが、帯域です。
帯域は、かんたんにいうとデータが通る道の広さのようなものです。道が広いほど、通信に余裕を持たせやすくなります。
CAT5eの帯域の目安は100MHz、CAT6は250MHzです。つまり、CAT6のほうがデータを通す余裕が大きいと考えられます。
ただし、ここでも大切なのは、帯域が広いから必ず速く感じるわけではないということです。
今の使い方で1Gbpsまでの範囲に収まっているなら、体感差が出にくいこともあります。ですが、これから新しく買うなら、余裕のあるCAT6を選ぶほうが安心しやすいです。
2-3. ノイズへの強さ|安定しやすさではCAT6が有利
もうひとつの違いが、ノイズへの強さです。
ノイズとは、通信のじゃまをする雑音のようなものです。LANケーブルのまわりには、家電・電源ケーブル・ほかの通信機器など、通信に影響するものがある場合があります。
CAT6はCAT5eよりも、こうした影響を受けにくい方向で作られているため、安定しやすさを考えると有利です。
もちろん、家庭では環境によって差がわかりにくいこともあります。ですが、少しでも安定しやすいほうを選びたい人や、これから新しく買う人にはCAT6が選びやすいです。
ここまでをまとめると、CAT5eは今でも使える場面があり、CAT6は通信の余裕や安定しやすさを重視したい人に向いている規格です。
では、CAT5eとCAT6では実際にどれくらい速度差が出るのでしょうか。次は、「CAT6に替えたら本当に速くなるのか」を家庭用の使い方に合わせて見ていきます。
3. CAT5eとCAT6の速度差を実測|1Gbpsでは大きな差が出にくい
ここまでで、CAT5eとCAT6の規格上の違いは見えてきました。
では、実際に家庭で使うとき、CAT5eからCAT6に替えると速度差は出るのでしょうか。
結論からいうと、1Gbps回線では体感できるほどの速度差が出ないことも多いです。ただし、ケーブルが古い・規格が低い・配線環境に不安がある場合は、CAT6に替えることで安定しやすくなる可能性があります。
この章では、速度差が出にくいケースと、CAT6に替える意味が出やすいケースを分けて整理します。
3-1. CAT5eとCAT6を実際に測ってみた結果
ここでは、同じ回線・同じ端末で、CAT5eとCAT6のLANケーブルを実際に測ってみた結果を見てみます。
結論からいうと、正常なCAT5eとCAT6では、1Gbps回線で大きな速度差は出にくい結果でした。

各3回の測定結果を中央値で整理すると、次のとおりです。
| ケーブル | 下り速度の中央値 | 上り速度の中央値 | Pingの中央値 |
|---|---|---|---|
| CAT5e | 843.82Mbps | 454.23Mbps | 12ms |
| CAT6 | 848.67Mbps | 427.93Mbps | 12ms |
※同じ回線・同じ端末・同じ測定アプリで、各ケーブル3回ずつ測定。通信速度は時間帯や回線混雑の影響を受けるため、結果は一例です。
今回の測定では、CAT5eとCAT6で大きな速度差は出にくい結果でした。
- 今のCAT5eで困っていないなら、そのままでもOK
- 速度だけを目的にCAT6へ替えても、体感差が出ないことがある
- 新しく買うなら、余裕を見てCAT6が無難
今回の測定では、CAT5eとCAT6で下り速度・Pingに大きな差は見られませんでした。つまり、今のCAT5eで問題なく使えているなら、速度だけを理由に急いでCAT6へ交換する必要はないと考えられます。
ただし、これは「CAT6を選ぶ意味がない」ということではありません。これから新しくLANケーブルを買う場合や、今のケーブルが古い・傷んでいる・規格がわからない場合は、通信の余裕や安定しやすさを考えてCAT6を選ぶと安心です。
3-2. 1Gbps回線では大きな速度差が出にくい
家庭でよく使われる1Gbps回線では、CAT5eでも通信速度の上限に対応できることが多いです。
そのため、今のCAT5eで問題なく使えている場合、CAT6に替えたからといって、動画の読み込みやネット検索が急に何倍も速くなるとは限りません。
たとえば、回線そのものが混雑していたり、Wi-Fiでつないでいたり、ルーターが古かったりすると、LANケーブルだけを替えても速度が大きく変わらないことがあります。
つまり、CAT6に替える=必ず速くなるではありません。1Gbps回線では、速度差よりも通信の余裕や安定しやすさを目的に考えるほうが自然です。
3-3. 体感差が出にくいケース
CAT5eとCAT6の体感差が出にくいのは、今の通信環境で十分足りているケースです。
たとえば、次のような使い方なら、CAT5eでも問題なく使えることがあります。
- ネットを見る
- 動画を見る
- オンライン会議をする
- ふつうのゲームをする
- 1Gbpsまでの回線を使っている
このような場合は、CAT6に替えても「急に速くなった」と感じにくいことがあります。
大切なのは、速い規格を選ぶことと、実際に体感できることは同じではない、という点です。
3-4. CAT6に替える意味が出やすいケース
一方で、CAT6に替える意味が出やすいケースもあります。
たとえば、次のような場合です。
- 今のケーブルが古い
- ケーブルにCAT5と書いてある
- 規格がわからない、印字が読めない
- 有線接続でも不安定なことがある
- これから新しくLANケーブルを買う
- 少しでも安定しやすい環境にしたい
このような場合は、速度そのものが大きく変わるというより、通信の余裕や安定しやすさを見直すという意味でCAT6を選びやすくなります。
特に、これから新しく買うなら、あえてCAT5eを選ぶよりもCAT6を選んでおくほうが無難です。
つまり、CAT6は「必ず速くするため」だけではなく、これから安心して使いやすい環境にするための選択肢と考えるとわかりやすいです。
3章のまとめ
この章のポイントをまとめると、次のとおりです。
- 1Gbps回線では、CAT5eからCAT6に替えても大きな速度差が出ないことがある
- 速度が遅い原因は、ケーブル以外にあることも多い
- 古いケーブル・CAT5・規格不明なら、CAT6への交換を考えやすい
- 新しく買うなら、通信の余裕や安定しやすさを考えてCAT6が無難
では、実際に家庭で使うならどちらを選べばよいのでしょうか。次は、「そのままでいい人」と「CAT6を選んだほうが安心な人」を分けて見ていきます。
4. 家庭ならどっち?使い方別の選び方
ここまでで、CAT5eとCAT6の違いや、速度差が出やすい場面・出にくい場面を見てきました。
ここからは、実際に家庭で使う場合に、どんな人ならCAT5eのままでよくて、どんな人ならCAT6を選ぶと安心なのかを整理します。
ポイントは、「今使っているケーブルをそのまま使う話」と「これから新しく買う話」を分けることです。

4-1. CAT5eのままで十分な人
まず、今のCAT5eのままで十分な人から見ていきます。
こんな人は、あわてて買い替えなくても大丈夫なことが多いです。
- 今のネットでとくに困っていない
- 動画を見たり、ふつうにネットを使ったりするくらい
- オンライン会議やゲームも、今のところ大きな不満はない
- 1Gbpsまでの回線を使っている
- ケーブルに「CAT5e」と書いてあるのが確認できる
こういう場合は、今のケーブルがちゃんと役目を果たしている可能性が高いです。
たとえば、今のくつがまだぴったりで歩きやすいなら、すぐ新しいくつに買い替えなくてもいいですよね。
CAT5eもそれと少し似ています。
「古いからダメ」とすぐ決めるのではなく、今の自分の使い方で足りているかを先に見たほうが失敗しにくいです。
とくに、「動画を見る」「ネットで調べものをする」「ふつうにゲームをする」くらいなら、CAT5eで足りていることもよくあります。
なので、今のCAT5eで困っていない人は、“そのまま使う”という選び方もじゅうぶんアリです。
4-2. CAT6を選んだほうが安心な人
次に、CAT6を選んだほうが安心な人を見ていきます。
こんな人は、CAT6を選ぶと考えやすいです。
- これから新しくLANケーブルを買う
- いま使っているケーブルが古い
- ケーブルに何も書いていなくて規格がわからない
- 少しでも安定しやすいほうがいい
- できるだけ長く使いたい
- どちらにするか迷っていて、失敗しにくいほうを選びたい
こういう場合は、新しく買うならCAT6が無難です。
理由は、CAT6 のほうが通信の余裕や安定しやすさの面で考えやすいからです。
たとえば、新しく延長コードを買うときに、ぎりぎりの長さより、少し余裕のあるものを選んだほうが使いやすいことがありますよね。
CAT6も、そんなイメージに近いです。
もちろん、CAT6にしたから何でも急に速くなるわけではありません。
でも、これから買うなら、少し余裕のある規格を選んでおくほうが安心しやすいのです。
とくに、「今のケーブルがかなり古い」「印字が見えない」「そもそも CAT5e かどうかもわからない」という場合は、買い替えを考えるきっかけになります。
つまり、CAT6 は“いま困っている人だけが選ぶもの”ではなく、“これから安心して使いたい人”にも向いている規格と考えるとわかりやすいです。
4-3. 1Gbps回線ならどう考える?
ここで気になるのが、「うちは1Gbps回線だけど、CAT5eとCAT6どっちがいいの?」
という点です。
これはとても大事なポイントです。
まず覚えておきたいのは、1Gbps回線なら、CAT5eでも足りることが多いということです。
そのため、いまCAT5eを使っていて問題がないなら、「1Gbpsだから今すぐCAT6にしないとダメ」とは言えません。
ただし、ここでも“今あるものをそのまま使う場合”と“これから新しく買う場合”は分けて考えたほうがわかりやすいです。
今あるCAT5eを使っている場合
- 1Gbps回線
- とくに困っていない
- ケーブルも傷んでいない
この場合は、そのまま使って大丈夫なことが多いです。
これから新しく買う場合
- 1Gbps回線
- どちらを買うかまだ決まっていない
- せっかくなら安心なほうを選びたい
この場合は、CAT6を選ぶほうが無難です。
つまり、1Gbps回線ではこう考えるとスッキリします。
- いまのCAT5eで困っていないなら、そのままでもOK
- これから買うなら、CAT6を選ぶと安心
この考え方なら、必要以上に不安にならずにすみます。
4-4. こんなときはケーブル交換より先に確認したいこと
ここも、迷いやすいポイントです。
ネットが遅いと、すぐに「LANケーブルをCAT6に替えたほうがいいのかな?」と思ってしまいますよね。
でも、家庭では遅さの原因がケーブル以外にあることも多いです。
たとえば、
- Wi-Fiでつないでいる
- ルーターが古い
- 夜だけ回線が混みやすい
- マンション全体の混雑が影響している
こうした場合は、ケーブルだけ替えても思ったほど変わらないことがあります。
そのため、「遅い=すぐCAT6に交換」ではなく、まずは今の接続方法やルーター、回線状況もあわせて見るのが失敗しにくい考え方です。
もちろん、今のケーブルがCAT5だったり、規格不明だったり、かなり古かったりするなら交換候補になります。
ただ、今のCAT5eで困っていないなら、あわてて替えなくてもよいこともあります。
4章のまとめ
この章のポイントを、かんたんにまとめるとこうです。
- 今のCAT5eで困っていないなら、そのまま使えることも多い
- 新しく買う人や、古いケーブルを見直したい人はCAT6が選びやすい
- 大切なのは、“今あるものを使う話”と“これから買う話”を分けて考えること
では、実際に買い替えたほうがいいのはどんなときなのでしょうか。次は、ケーブルの見分け方とあわせて、「そのままでいい場合」と「交換を考えたい場合」を見ていきます。
5. 買い替えたほうがいい?そのままでいい?
ここまで読むと、「じゃあ、自分のケーブルは交換したほうがいいの?」と気になりますよね。
でも、この答えは古いか新しいかだけでは決まりません。
大切なのは、
- いま何の規格を使っているか
- いま困っているか
- ケーブル以外に原因がないか
を順番に見ることです。
いきなり買い替える前に、まずは“今のケーブルが何者なのか”を知るところから始めると、ムダが少なくなります。
5-1. まずケーブルの印字を見て確認する
最初にやることは、ケーブルの表面を見ることです。
まず、外側にある『CAT』の印字を探しましょう。

『CAT5』『CAT5e』『CAT6』などの表記が見つかれば、それがケーブルの規格です。
見つけにくい場合は、ケーブルを少しずつ回しながら確認してください。
もしCAT5eと書いてあれば、1Gbps回線でそのまま使えることも多いです。
反対に、CAT5と書いてあるなら、少し古い規格なので見直し候補です。
また、文字が消えていて読めない場合や、そもそも何も見つからない場合は、「かなり前のケーブルかも?」と考えてよいことがあります。判断に迷う場合は、印字がないLANケーブルの見分け方も確認しておくと安心です。
まず規格を知るだけでも、いまのままでいいか、買い替えを考えるかの判断がしやすくなります。
5-2. CAT5なら交換候補、CAT5eは環境しだい
ここで大まかな考え方を整理すると、次のようになります。
CAT5と書いてある場合
CAT5は、今ではかなり古い規格です。
そのため、交換候補と考えてよいです。
いま問題なく見えていても、新しく買い足すなら、そのままCAT5を選ぶ理由はほとんどありません。
「かなり前から同じケーブルを使っている」という場合も、見直すきっかけになります。
CAT5eと書いてある場合
CAT5eは、まだ使えることが多い規格です。
とくに、
- 1Gbps回線まで
- 今の通信で大きく困っていない
- ケーブルが傷んでいない
という場合は、そのままでも大丈夫なことがあります。
なので、CAT5eだからといって、すぐに「もうダメ」と考えなくて大丈夫です。
ただし、こんな場合は買い替えを考えやすいです。
- ケーブルがかなり古い
- 見た目に傷みがある
- 接続が不安定なことがある
- 新しく買い足す予定がある
- どうせなら少し安心なほうを選びたい
こういうときは、新しく買うならCAT6と考えるとわかりやすいです。
つまり、まとめるとこうです。
- CAT5 → 交換候補
- CAT5e → まだ使えることも多い
- でも新しく買うならCAT6が無難
この考え方なら、必要以上に不安にならずにすみます。
5-3. 遅い原因はケーブル以外のこともある
ここはとても大事なポイントです。
ネットが遅いと、「きっとLANケーブルが悪いんだ」と思ってしまうことがあります。
でも、実際には、遅い原因がケーブル以外にあることもとても多いです。
たとえば、こんなことでも速度は変わります。
- Wi-Fiでつないでいる
- ルーターが古い
- 夜だけ回線が混みやすい
- マンション全体で混雑している
- パソコンやゲーム機の設定が影響している
たとえば、自転車が進みにくいときに、タイヤだけでなく道がデコボコだったり、荷物が重かったりすることがありますよね。
ネットも少し似ています。
だから、「遅い=すぐケーブルを交換」と決めてしまうと、思ったほど変わらないこともあります。
もし今、
- 100Mbpsくらいで頭打ちになっている
- 有線でも遅い
- 何を変えればいいかわからない
という状態なら、ケーブルだけでなく回線・ルーター・建物側の問題もいっしょに見たほうが安心です。
次のどれかに当てはまる場合は、LANケーブルをすぐ買い替える前に、まず現在の通信状態を測ってみましょう。
- 有線でも遅い
- 100Mbps前後で止まる
- CAT5e・CAT6のどちらを使っても遅い
- 何が原因かわからない
測定しても原因がわからない場合は、次に通信が遅い原因を順番に切り分ける記事で、回線・ルーター・建物側まで確認します。
5章のまとめ
この章のポイントを、かんたんにまとめるとこうです。
- まずはケーブルの規格を確認する
- CAT5なら交換候補、CAT5eは環境しだいでそのまま使えることもある
- 遅い原因はケーブル以外のこともある
迷ったときは、まず「規格確認 → いま困っているか確認 → ほかの原因確認」の順で見ると、ムダな買い替えをしにくくなります。
ここまでで、CAT5eとCAT6の違いや、買い替えの考え方が見えてきたと思います。最後に、よくある疑問をまとめて、迷いやすいポイントをスッキリ整理していきます。
6. よくある質問
ここまで読むと、「じゃあこれはどうなの?」「うちの場合はどっち?」と、細かい疑問も出てきますよね。
この章では、CAT5eとCAT6で迷うときにとくに多い質問を、わかりやすくまとめます。
さっと読める形で整理するので、最後の確認として使ってください。
6-1. 1GbpsならCAT5eで十分ですか?
はい、十分なことが多いです。
CAT5eは、1Gbpsまでの通信で使われることが多い規格です。
そのため、家の回線が1Gbpsまでで、今の通信にとくに困っていないなら、CAT5eのままでも大丈夫なことが多いです。
たとえば、
- 動画を見る
- ネットで調べものをする
- オンライン会議をする
- ふつうにゲームをする
このくらいなら、CAT5eでも足りていることがあります。
ただし、ここで大事なのは「今使っているCAT5eをそのまま使うか」と「これから新しく買うなら何を選ぶか」を分けて考えることです。
今のCAT5eで困っていないなら、そのままでもOKです。
でも、新しく買うなら、少し余裕のあるCAT6を選ぶほうが安心です。
つまり、1Gbpsならこう考えるとわかりやすいです。
- 今のCAT5eで困っていない → そのままでもOK
- これから買う → CAT6が無難
6-2. CAT5eからCAT6に替えると速くなりますか?
いいえ、必ず速くなるとは限りません。
ここは、とても大事なポイントです。
CAT6はCAT5eより余裕のある規格ですが、だからといって、替えた瞬間にいつでも体感できるほど速くなるわけではありません。
たとえば、もともと今の回線や使い方で十分足りているなら、ケーブルだけ替えても大きな差が出ないことがあります。
今回の実測でも、正常なCAT5eとCAT6では、下り速度やPingに大きな差は見られませんでした。
これは、広い道に変えても、もともと車が少なければ急に速く感じないことがあるのと少し似ています。
でも、CAT6にはよいところもあります。
- 通信の余裕がある
- 安定しやすさを考えやすい
- これから新しく買うときに選びやすい
なので、「必ず速くなる」ではなく、「新しく買うなら安心しやすい」と考えるのがいちばん自然です。
6-3. 今のケーブルの規格はどこで見ればいいですか?
ケーブルの外側に書かれていることが多いです。
LANケーブルの表面には、小さな文字で
- CAT5
- CAT5e
- CAT6
などと書かれていることがあります。
この文字が、そのケーブルの規格です。
見つけにくいときは、ケーブルを少しずつ回しながら見ると、細かい印字が見つかることがあります。
もし、
- 字がうすくて読めない
- 長年使っていて消えている
- 何も見つからない
という場合は、かなり古いケーブルの可能性もあります。
その場合は、今の通信に困っているかどうかも見ながら、買い替えを考えるきっかけにしてもよいです。
まずは規格を確認するだけでも、「このままでいいかな?」「見直したほうがいいかな?」がかなり考えやすくなります。
6-4. 100Mbpsしか出ないのはケーブルのせいですか?
ケーブルが原因のこともありますが、それだけとは限りません。
たしかに、古いケーブルや規格の古いケーブルだと、速度が出にくくなることがあります。
でも、100Mbpsしか出ないときは、ほかにも原因があります。
たとえば、
- ルーターが古い
- パソコンやゲーム機の設定
- Wi-Fiでつないでいる
- 回線そのものの混雑
- マンションの設備の影響
などです。
つまり、「100Mbpsだから、すぐケーブルが悪い」とは決められません。
ただし、今使っているケーブルが
- CAT5
- 規格不明
- かなり古い
- 傷んでいる
という場合は、見直すきっかけになります。
もし有線でつないでも100Mbps前後で頭打ちになるなら、ケーブルだけでなく、ルーターや回線側もあわせて見たほうが安心です。
なので、この質問の答えはこうです。
- ケーブルが原因のことはある
- でも、それ以外の原因もよくある
- 1つだけで決めつけず、順番に確認するのが大切
6章のまとめ
FAQで押さえておきたいのは、1GbpsならCAT5eで足りることが多いこと、でも新しく買うならCAT6が選びやすいこと、そして遅い原因はケーブル以外にもあることです。迷ったときは、まずケーブルの規格を確認してから順番に切り分けていきましょう。
それでは最後に、CAT5eとCAT6で迷ったときの考え方を、もう一度かんたんにまとめます。
7. まとめ|CAT5eとCAT6で迷ったときの最終判断
ここまで読んでくださった方は、CAT5eとCAT6の違いだけでなく、「自分はどっちを選べばいいのか」もかなり見えてきたのではないでしょうか。
LANケーブルは、数字が大きいほうだけを見て決めると、必要以上に不安になったり、逆に思いこみで選んでしまったりします。
でも、今回のポイントはシンプルです。
今のCAT5eで困っていないなら、そのままでも大丈夫なことが多いです。
これから新しく買うなら、CAT6を選ぶと安心です。
この2つを分けて考えるだけで、かなり迷いにくくなります。
7-1. 結論|今のままでいい人・買い替えたほうがいい人
最後に、いちばん大事なところをかんたんにまとめます。
今のままでいい人
次のような人は、今のCAT5eのままでも大丈夫なことが多いです。
- 今のネットでとくに困っていない
- 1Gbpsまでの回線を使っている
- 動画・ふつうのネット・オンライン会議などが問題なく使えている
- ケーブルの印字でCAT5eと確認できる
- ケーブルが古すぎたり、傷んでいたりしない
この場合は、「CAT5eだからすぐダメ」と考えなくても大丈夫です。
買い替えを考えたほうがいい人
次のような人は、買い替えを考えやすいです。
- これからLANケーブルを新しく買う
- 今のケーブルがかなり古い
- 規格がわからない、印字が読めない
- ケーブルにCAT5と書いてある
- 少しでも安心して長く使いたい
- 通信の安定しやすさも考えたい
この場合は、迷ったらCAT6と考えるとわかりやすいです。
迷ったときの最終判断
いちばん迷いにくい考え方は、これです。
- 今あるCAT5eで困っていない → そのままでもOK
- これから買う → CAT6が無難
- CAT5なら交換候補
- 遅い原因はケーブル以外のこともある
迷ったら、「印字確認 → 今困っているか確認 → 新しく買うならCAT6」の順で考えると、判断しやすくなります。
つまり、「今使っているものをどうするか」と「新しく買うなら何にするか」を分けて考えるのがコツです。
7-2. 次に読むとわかりやすい記事
ここまで読んで、「もっと広くLANケーブル全体を比べたい」「CAT6Aも入れて考えたい」「そもそも遅い原因を切り分けたい」と思った方もいるかもしれません。
そんなときは、次の記事もあわせて読むとわかりやすいです。
規格全体をまとめて見たい方
CAT5eとCAT6だけでなく、CAT6A・CAT7・CAT8までまとめて見たいなら、LANケーブル規格の総合比較記事が役立ちます。
CAT6Aも候補に入れたい方
「どうせ買うならCAT6Aもあり?」「CAT6とCAT6Aの違いも気になる」という方は、CAT6とCAT6Aの比較記事が合っています。
CAT6AとCAT7まで比べたい方
「CAT6AやCAT7も見かけるけど、家庭用にはどこまで必要?」と気になる場合は、CAT6AとCAT7の違いも確認しておくと判断しやすくなります。

まず今の速度を確かめたい方
「CAT5eとCAT6の違いはわかったけれど、結局いまの通信が正常なのかわからない」という方は、Speedtestで実際の速度とPingを確認してみましょう。
Speedtestで測っても原因がわからない方
「ケーブルだけの問題じゃないかも」「回線やルーターも見たほうがいい?」という方は、通信が遅い原因を順番に切り分ける記事を見ると、原因が見つけやすくなります。
まとめの締め
CAT5eとCAT6で迷ったときは、今のままで困っていないならCAT5eでも大丈夫なことが多く、新しく買うならCAT6を選ぶと安心と覚えておけばOKです。
むずかしく考えすぎず、「今の自分に足りているか」と「これから買うならどちらが安心か」の2つに分けて考えると、選びやすくなります。

