VDSLサービス終了はいつ?対象マンションと2026年以降の対応を解説
この記事は、VDSLを利用中で「いつ終了するのか」「自分のマンションは対象か」と不安な方へ向けて、2026年以降の状況・対象の確認方法・次に取る行動を整理します。読み終えるころには、今すぐ確認が必要か、管理会社へ相談するか、代替案を準備するかを判断できるようになります。
先に結論をお伝えすると、VDSLが2026年1月末に全国一斉終了したわけではありません。
一方、光配線方式とVDSL/LAN方式が併設された一部の対象建物では、2026年1月31日までの切り替えが求められ、期限までに工事が完了しなかった場合はVDSL/LAN方式を継続利用できないと案内されました。2026年8月時点でも、VDSL/LAN方式から光配線方式への移行支援は続いています。
「うち、光工事できないかも…」が一番不安な方へ:まずは 30秒診断で「A:光/B:工事不要/C:先に確認」を判定してから読むと、この記事の“必要なところだけ”を最短で拾えます。

1. VDSLサービス終了はいつ?2026年以降の状況
2026年1月末は何の期限だった?
2026年1月31日は、すべてのVDSLサービスが全国一斉に終了する日ではありません。光配線方式とVDSL/LAN方式が併設されている一部の建物で、光配線方式への切り替え期限として案内された日です。

ではここで、実際にどの会社が、どの建物を対象に移行期限を案内したのかを見てみましょう。各社の案内はVDSL全体の全国一斉終了ではなく、光配線方式が併設されている一部の建物を対象としています。

表を見ても、“うちがいつ止まるか”がすぐ分からない…!

見る順番はこれ。①契約してる会社名 → ②“対象建物”に当てはまるか → ③期限は“対象建物の移行期限”として読む。これで迷いにくい。
1-1. 表:主要各社が案内した光配線への移行期限
各社とも、対象建物では光配線方式への切り替えを案内しています。
| 会社名 | 案内された移行期限 | 対象となる建物 | 公式情報 |
|---|---|---|---|
| NTT東日本 | 2026年1月31日(切替工事の期限) | 光配線方式とVDSL/LAN配線方式が併設されている一部の集合住宅 | 光配線方式への切替案内 |
| OCN | 2026年1月31日 | VDSL/LAN配線方式と光配線方式が併設されている一部の建物 | 移行のご案内(OCN公式) |
| So-net(ソニーネットワーク) | 2026年1月31日(切替工事の期限) | VDSL/LAN配線方式と光配線方式が併設されている一部の集合住宅 | 移行のご案内(So-net公式) |
| @nifty(ニフティ) | 2026年1月31日 | VDSL/LAN方式と光配線方式が併設されている一部の集合住宅 | 移行のご案内(@nifty公式) |
- 案内文や表では「VDSL/LAN配線方式の建物」とまとめて書かれることがあります。
- 公式情報は2026年8月6日時点で確認しています。
- auひかり(マンション タイプV)は終了時期を確認できなかったため、表に含めていません。最新情報はauひかり マンション タイプV公式ページや契約者向け案内で確認してください。
※混乱したらここ:LANが出てきて混乱したら、LAN配線方式とLAN方式の違いだけ先に読むと、「建物側の配線」と「家の中のつなぎ方」が整理できます。
1-2. 現在の状況をやさしくまとめると
- 2026年1月31日は、対象建物に案内された光配線への移行期限です。
- VDSL全体が全国一斉に終了したわけではありません。
- 対象建物では、現在も光配線方式への切り替えが進められています。
- 対象かどうかは、契約者向けの案内や管理会社への確認で判断します。
1-3. 光配線への移行は「建物単位」で進む
光配線方式への移行は、対象となるマンションごとに設備の切り替え工事を行って進められます。同じエリアでも、「隣のマンションは終わっているのに自分の建物はまだ」ということもあります。
だから、ニュースで「VDSLが終わる」と聞いたら、まずは自分のマンションが対象かどうかを確認するのが大切です。
※ここで不安を整理:「うちはすぐ困る?まだ大丈夫?」を先に整理したい方は、 VDSL廃止で困る人・困らない人の違い|3分チェック で先に整理しておくと、このあとの3ステップ判断がスムーズになります。
まとめ:2026年1月末は対象建物の移行期限
- 一部の対象建物では、2026年1月31日が光配線への移行期限として案内された。
- 対象建物を中心に、VDSL/LAN方式から光配線方式への移行が進んでいる。
- 対象かどうかは建物ごとに異なるため、案内や管理会社への確認が必要。
ここまでで「2026年1月末が何の期限だったのか」「どの建物が対象なのか」、全体像はつかめたはずです。
工事のスケジュール感を先に知っておきたい方は、回線工事はいつから使える?開通までの日数と流れを確認しておくと安心です。申し込みから利用開始までの目安がわかるので、乗り換え時の計画が立てやすくなります。
では次に、あなたのマンションが「対象かどうか」を具体的に見分ける方法を確認していきましょう。
2. あなたのマンションは対象?見分け方3ステップ
対象かどうかは、次の3つを順番に確認すると判断しやすくなります。

2-1. 確認ポイント①:契約しているプランの「方式名」をチェック
まずは、自分のネット契約書や請求書を見てみましょう。
- 「フレッツ光 マンションVDSLタイプ」
- 「OCN 光 マンションVDSL方式」
といった表記があれば、VDSL設備を使っている可能性が高いです。
「VDSL」や「メタル回線」と書かれていたら、光配線方式への変更対象になっている可能性があります。
2-2. 確認ポイント②:管理会社・大家さんへの問い合わせ
VDSL/LAN方式から光配線方式への移行は、対象となる建物単位で進められます。そのため、同じ地域でも「隣のマンションは光配線に変わったけど、うちはまだ」ということがよくあります。
管理会社にこう聞いてみましょう▼
「このマンションのインターネット設備はVDSLですか?光配線への切り替え予定はありますか?」
これだけで、今後の予定や時期を教えてもらえるケースが多いです。
2-3. 確認ポイント③:プロバイダ(ISP)からの案内メールやお知らせ
OCNやSo-netなどのプロバイダは、光配線方式への移行対象となった建物の利用者へ順次メールやハガキで案内を出しています。
「設備更新のご案内」「光配線方式への切り替えのお願い」
といった件名の通知が来ていれば、対象に入っている可能性が高いです。
一方で、まだメールやハガキが来ていない場合でも、すぐに「うちは対象外」と決めつけるのは早いことがあります。案内が来ない理由や、契約先・管理会社・回線会社へ確認する順番は、VDSLサービス終了の案内が来ないときは?対象外か確認する方法でくわしく整理しています。
まとめ:光配線への移行対象かは“確認の3ステップ”でチェック
- 契約書や請求書で「VDSL」表記を探す
- 管理会社・大家さんに設備の種類を聞く
- プロバイダからの「切り替え案内」が届いていないか確認
この3つを順番に確認すれば、光配線への移行対象かどうかを判断しやすくなります。
- 今の配線方式を見分けたい:マンション回線の配線方式を見分ける方法
- 光配線へ変更できるか確認したい:VDSLから光配線方式に変更できる?工事可否と管理会社への聞き方
- 光工事が難しい:VDSL終了後、光工事できないマンションの選択肢3つ
対象かどうかが見えたら、次は「なぜVDSLから光配線方式への移行が進んでいるのか」を、背景からかんたんに整理します。
3. VDSLから光配線への移行が進む理由(かんたん解説)
VDSLから光配線方式への移行が進む主な理由は、設備の老朽化・通信需要の増加・通信品質の向上・今後の設備更新への対応です。
「VDSLから光配線方式へ移行すると聞いたけど、なぜ?」
―― その理由は、古くなった仕組みを新しい光の仕組みに変えるためなんです。
3-1. 理由①:VDSLの機械が古くなってきた
VDSLは2000年ごろから使われてきたしくみで、もう20年以上も経っています。
中で動いている機械(VDSL装置)はだんだん部品の生産が終わってきていて、壊れたときに交換できないケースが出てきています。
まとめメモ:
「古い部品が手に入りにくい=設備を維持しにくくなる」
そのため、対象建物では光配線方式への移行が進められています。
3-2. 理由②:光回線の時代が主流になったから
昔はネットを「メール」や「ホームページを見る」くらいの使い方でした。でも今は動画、オンライン授業、ゲーム、テレワークなど、たくさんのデータをやり取りする時代になっています。
VDSLは「細い電話線」を使うため、これからの大きなデータ通信には力不足になってきました。
「時代が“細い線”から“光の線”へ変わる」
これが、VDSLから光配線への移行が進む大きな理由です。
3-3. 理由③:通信品質を高め、設備の負担を減らしやすい
光配線方式は、部屋まで光ファイバーでつなぐため、VDSL/LAN方式より高速化や通信品質の向上を図りやすい方式です。また、VDSL/LAN方式の集合装置を減らすことで、電力使用量や設備を維持する負担も抑えやすくなります。
3-4. 理由④:長期的な設備更新にも向いている
光ファイバーは、電話線を利用するVDSLに比べて、高速・大容量通信に対応しやすく、長期的な設備更新にも向いた方式です。
まとめ:VDSLは「がんばってきたけど、そろそろバトンタッチ」
- 機械や部品が古くなり、修理がむずかしい
- 光配線のほうが速くて、たくさんのデータに向いている
- 通信品質を高めやすく、設備の電力・維持負担も抑えやすい
- 光配線は高速・大容量通信に対応しやすく、長期的な設備更新にも向いている
こうした理由から、対象建物ではVDSL/LAN方式から光配線方式への切り替えが進められています。

2026って聞くと、急に止まるの?来月から使えない…みたいな感じ?

いきなり止まるケースは少ない。案内→工事→切替の順で進むから、まず“自分の建物が対象か”を確認すればOK。
背景を押さえたところで、次はVDSLと光配線方式の構造の違いを確認します。
4. VDSLと光配線方式の違い(図解)
いちばんの違いは、VDSLは途中で電話線に変わるのに対し、光配線方式は部屋まで光のまま届く点です。
まずは、部屋までどのようにつながっているのかを図で比べてみましょう。
4-1. VDSLと光配線方式の構造を図で比較

4-2. この違いが光配線への移行につながる
- VDSLは“途中で変換”がある → 信号が弱くなりやすい
- 光配線は建物内でも光のまま部屋まで届く → 速度・安定性で有利
こうした構造上のちがいが、対象建物で光配線方式への移行が進められる大きな理由です。
VDSLと光配線方式の違いを、詳しい図で確認したい方へ:
→ 【図解でわかる】VDSLと光配線方式の違い|仕組み・構造をやさしく解説
まとめ:VDSLは“途中で減速する方式”、光配線は“最後まで光のまま”
- VDSLは途中で電話線に変わる古い方式
- 光配線は部屋まで光が届く新しい方式
- この違いが、対象建物での光配線方式への移行につながっている
違いがわかったら、ここであらためてVDSLの基本のしくみを短く確認し、判断の土台を固めましょう。
5. VDSLとは?基本のしくみ
VDSLは、建物までは光・部屋までは電話線でつなぐ、マンションで広く使われてきた方式です。
5-1. VDSLってどんなしくみ?
VDSL方式では、建物の外から光ファイバーでやってきたデータを、マンションの中にある「共用スペース(機械室)」で電話線に変えます。そこから、各部屋まで“細い電話線”を使って届ける仕組みです。
ここでつまずきやすいのが「光と電話線って何が違うの?」という点です。光回線と電話線の違いを先に押さえると、このあとの説明がスッと入ります。
違いが分かると、VDSLが速度や安定性で不利になりやすい理由も納得できます。
5-2. どうして電話線を使うの?
昔のマンションでは、もともと電話線しか配線されていなかったからです。新しい線を引く工事をしなくてもネットが使えるため、VDSLは「工事がかんたんで安く導入できる方式」として広まりました。
5-3. でも、光配線よりスピードが落ちる
電話線は細くて信号が弱まりやすいので、データの量が増えると通信速度が下がるという弱点があります。特に、夜の時間帯など多くの人が使うときは、「動画が止まる」「ゲームがカクカクする」などのトラブルが起きやすくなります。
当サイトの光回線環境で、有線接続の速度を昼と夜に分けて測定したところ、次の結果になりました。
| 測定条件 | 下り速度の代表値 |
|---|---|
| 平日昼・有線 | 808Mbps |
| 平日夜・有線 | 674Mbps |
| 休日昼・有線 | 761Mbps |
| 休日夜・有線 | 672Mbps |
※同一の光回線・IPoE(v6プラス)環境で、各条件を3回測定し、中央値(真ん中の値)を代表値としています。
平日では夜に約17%、休日では約12%低下しました。光配線方式でも時間帯によって速度は変動するため、通信速度が遅いだけでは、光配線への移行対象かどうかは判断できません。
光配線への移行対象かどうかは、速度ではなく、契約書のVDSL表記・管理会社の切り替え予定・プロバイダからの案内で確認しましょう。測定方法や詳しい実測結果は、Speedtestの使い方|遅い原因の見分け方と正しい測定方法で確認できます。
まとめ:VDSLは“昔ながらのしくみ”を使ったネット方式
- 光ファイバーを電話線に変えて各部屋へ送る
- 工事がかんたんで昔のマンションに多い
- ただし、速度は光配線より遅くなりやすい
このVDSL方式は、今でも多くの集合住宅で使われています。対象となった建物では、2026年1月31日が移行期限として案内され、現在は光配線方式への切り替えが進められています。
6. ここまでの要点
ここまでの内容を、「配線の違い・移行の背景と状況・対象の確認方法」の3つの観点から整理します。
- VDSLは電話線を使うネット方式
光回線が建物の中で「電話線」に変換され、各部屋まで届くしくみです。 - 光配線方式は部屋まで“光”が届くタイプ
信号が弱まりにくく、通信速度も安定しています。 - VDSLは全国一斉終了ではなく、対象建物ごとに光配線へ移行
光配線方式が併設されている一部の建物では、2026年1月31日を期限とした移行案内が出されています。 - 移行の背景は“古い設備と通信環境の変化”
機器の老朽化、通信量の増加、通信品質の向上、今後の設備更新への対応などが背景です。 - 光配線への移行対象かは3ステップで確認
①契約書にVDSL表記があるか、②管理会社に切り替え予定を確認、③プロバイダから案内が届いているかをチェック。
7. まとめ|VDSL利用中に確認すること
VDSLは全国一斉に終了したわけではなく、一部の対象建物ごとに光配線方式への移行が進んでいます。
まずやることは、移行対象の確認 → 管理会社への確認 → 次の選択肢の確認の順です。
7-1. これからの行動のヒント

で、今やることって結局なに?1分で教えて…!
- まずは「光配線への移行対象か」をチェック!
契約書のVDSL表記、管理会社の切り替え予定、プロバイダからの案内の3つを確認しましょう。 - VDSLだったら、早めに管理会社へ相談。
「光配線に切り替える予定はありますか?」と聞くだけでもOK。 - 状況に合う次の選択肢を確認する。
光工事ができるか、難しいか、配線方式が分からないかに合わせて、下の「あなたの次の一手」から確認しましょう。
- 光配線工事ができる・光回線を選びたい:光回線の種類と住まい別の選び方を確認する
- 光工事ができないかもしれない:30秒診断で光・工事不要・先に確認のどれに進むか判断する
- まだ配線方式が分からない:マンション回線の配線方式を確認する
VDSLから光配線方式への移行は、不便になるだけの話ではありません。自分の建物の状況を確認し、利用できる方法から順番に進めていきましょう。

